ペルーの深い森と、長い年月を生きてきた大地の中で、シャーマニズムとアヤワスカについて学んだ。
そこでは、自然は「眺めるもの」ではなく、共に生きる存在としてそこにあった。
木々のざわめき、鳥の声、湿った土の匂い、夜の静けさ。そのひとつひとつに耳を澄ませるうちに、自分が自然から切り離された存在ではないことを、少しずつ感じるようになった。
アヤワスカについて学ぶ時間も、単に植物の知識を得るためのものではなかった。
それは、自分自身の内側にあるものと向き合い、これまで当たり前だと思っていた価値観や生き方を静かに見つめ直す時間だった。
先住民の人々が大切にしてきた祈りや歌、植物への敬意。
そこには、「癒しとは何か」「人は自然とどう生きるのか」という、現代の暮らしの中では忘れがちな問いがあった。
そして、このペルーでの学びを、これからのマッサージにも活かしていきたいと思っている。
ただ身体をほぐすだけではなく、その人の呼吸や緊張、心の状態にもそっと寄り添えるような時間をつくりたい。
触れることを通して、その人自身が自分の身体に気づき、安心して力を抜いていけるようなマッサージ。
自然の中で感じた「つながり」や「静けさ」を、自分の手を通して届けられたらと思う。
ペルーで学んだことを、その土地だけの特別な体験として終わらせるのではなく、日々の施術の中で少しずつ育てていく。
大地に触れ、森の静けさに身を委ね、古くから受け継がれてきた知恵に耳を澄ます。
その経験を胸に、これからも人の身体と心に丁寧に向き合っていきたい。













