7月10日マチネ観劇して来ました。今回の新演出&キャスト一新においてエリザベート初観でした。
友人から祐一郎さんのCDを借りていたので曲の予習はバッチリでしたがやはり生の舞台での演出を目の前にするとその迫力たるや素晴らしく圧倒されました。
キャストはこちら↓
観たかったキャストでチケットが取れたので本当に良かった。
芳雄さんの生歌はこれまた初めてでした。ディズニーCDやM!DVDは購入して聴いていましたが、生を聴いた途端、今まで抱いていた思いが180度変わったと言っても過言ではないくらい(どんな印象だったんだよっ笑)凄みを感じました。声量、声質は勿論、帝劇に佇む姿は凄まじい存在感。ミュージカル界プリンスと言われているのに激しく納得。
黄泉の帝王=トート閣下。役がもう人間ではないのですが(;´∀`)見事に、演じきっておられました。妖艶でとてもセクスィーなお姿でした。でも、これだけは…最初の登場シーンが、帝劇の天井から羽を生やして降りてくるので、おぉ~いヽ(・∀・)ノって感じでしたが・・・笑。
お花様、演じるシシィの愛を手に入れるため様々なシーンで登場するのですが、その度にドキリ、ゾクゾクしまして、鳥肌ものでした。歌い方や声が祐一郎さんに似ているなとも思ったのですが、それも逆に誰もが真似の出来ぬ事だし、芳雄さんオリジナルトートがそこには存在していました。
皇帝フランツの妻となるシシィ=エリザベートの壮絶な歴史が繰り広げられる訳ですが、フランツの実母、剣幸演じるゾフィーの嫌がらせ、いじめが本当に酷くて、酷くて・・・号泣。自分が産んだ愛おしい我が子を取り上げられたり、日常の生活においてもチクチクチクチク・・・あたしなら耐えられません。゚゚(*´□`*。)°゚。
そう…フランツとの幸せな結婚生活も長くは続かないのでした。
お花様の少女時代~オーストリア皇后エリザベート~暗殺までの移り変わりがあの3時間で見事に演じられていて実に素晴らしかった。違和感なく、声質も変えながら観る者を圧倒したと思います。
同様に、フランツ役の万里生さんも晩年までの変化を衣装、メイクと共に彼の持つ美声で演じました。
最初マイクの不調があったのか声が小さいなと感じたのですが、共にマチネを観た方も同じような事を感じたらしく、2幕では直っていてバッチリでした。万里生さん楽しみにしていたのでそこだけ少し残念。
生の舞台なので様々なハプニングも予期されますが、演出上、かなり高さのある、しかも水平でなく傾斜もある装置の上を皆様行ったり来たりするので冷や冷やしました。その中で歌い演じるのですから只者でないですわ。
ストーリーテラー役回りの育三郎くん演じるルキーニ。初めてエリザベートを観たので、最初はその違和感半端ない役どころに、テンションに、一人違う変拍子の曲に驚きますが、それが逆に物語のスパイスとなっていて。
育三郎くんはキャスティングされる前からこのルキーニ役に圧倒的な魅力を感じていたのだと・・・。
凄く難しい役なのに観客を引っ張り込みながらの自らの心境変化をこれまた見事に演じていました。
育三郎くんも振り幅の広い素敵な俳優さんですわ。
頑張って下さい!!
シルヴェスター・リーヴァイさんの音楽って本当に素晴らしい。一度聴いたら、耳にいつまでも残る。闇が広がる、愛と死の輪舞、最後のダンスもそうですが、今回はエリザベートの歌う私だけに・・・に心を持っていかれました。
2000年の初演から15年という歳月を経て尚、愛され続ける作品であることがよく分かりました。
またの再演を楽しみに待っています・・・
シルヴェスター・リーヴァイさんの音楽って本当に素晴らしい。一度聴いたら、耳にいつまでも残る。闇が広がる、愛と死の輪舞、最後のダンスもそうですが、今回はエリザベートの歌う私だけに・・・に心を持っていかれました。
2000年の初演から15年という歳月を経て尚、愛され続ける作品であることがよく分かりました。
またの再演を楽しみに待っています・・・