自粛解除後、あちこちで人出が増えましたね。

先週末は湘南の海も例年ほどではないですが、

まずまずの人出だったようです。

（jiji.com 06/23/2020より)

今日、東京に行ったところ、

駅や電車の中の様子は

もう平常通りの感じでした。

いやぁ、「平常」が戻ってくるのっていいですね。

何気ない日常のありがたさをかみしめています

しかし、帰りの電車で驚くべき光景に遭遇。

四人向かい合わせの席に座っていたところ、

前の席に小さな子連れの母子が座りました。

お子さんは3歳くらいでしょうか。

最初、和やかにお話していましたが、

そのうち、お母さんはおもむろにバッグから

「リポビタンD」を取り出し、

その子にあげました。

”なぬっ!?子どもにリポビタンD？”

驚いたのなんの。

アメリカにいる時、

バギーに乗っている赤ちゃんに

お母さんがコーラをあげているのを見て、

おったまげた経験がありますが、

それに匹敵するくらいのおったまげ度でした。

”日本のアメリカ化はここまで進んでしまったのか！！”

リポビタンDの「製品詳細」には、こうあります。

100ml中、50mgものカフェインが含まれています。

こんなもの幼児にあげていいわけないでしょ

リポビタンDは、

”疲れたおじさんの飲み物”のイメージがあります。

それもそのはず。

医薬部外品なので、

「滋養強壮」や「栄養補給」という表示が可能なのです。

やはり疲れた大人向けのドリンクなんですね。

リポビタンDやアリナミンVなどに代表される栄養ドリンクは「医薬部外品」になります。

似たようなものにエナジードリンクがありますが、

エナジードリンクは、分類としては

「清涼飲料水」にあたります。

こちらもかなり”ヤバいシロモノ”として、

海外では批判されています。

イギリスでは政府のアドバイザーが

エナジードリンクはドラッグ並に有害であり、

未成年の学生たちの飲用を禁止すべきだ

との警告まで行われています。

その理由として、エナジードリンクには

大量の砂糖とカフェインが含まれており、

それによって子どもたちが行動過多になり、

コントロールが困難になるからです。

米国小児科学会（AAP）は、2011年に

「エナジードリンクは、子供にとって有害な可能性の物質を含み、子供は消費するべきではない」

という声明を発表しました。

さらに2014年、世界保健機関（WHO）は、

「エナジードリンクの消費量の増加は、特に若者の健康に危険をもたらす可能性がある」と警告しています。

カフェインは、

量次第で良薬にも毒薬にもなります、

適度な量のカフェイン摂取は、

・エネルギー消費の増加

・身体能力の向上

・疲労減少

・瞬発性の向上

・認知機能の強化

・集中力と短期記憶の向上

につながることが報告されていますが、

その一方、カフェイン摂取による、

・神経過敏

・不安

・手足の震え

・骨粗しょう症

・吐き気

・不眠

・頻尿

・頭痛

・動悸

など、健康への悪影響が出ることもあります。

また、

習慣的にカフェインを摂取し続けると依存症になり、

・不安、

・疲労感、

・吐き気

・頭痛

などの症状が出ることも。

しかし、

3歳児に「100ml中50mgのカフェイン」は

いくらなんでも過剰でしょう。

のどが渇いているなら、

せめて果汁ジュースとか何か他の飲み物を

飲めばいいのになぁ〜。

”あなた、そんなもの小さなお子さんに飲ませちゃダメよ！”

という言葉が出かかりましたが、

言えなかったなあ。

見知らぬ人に注意するのって

勇気がいるものですね。

なので、

せめてこのブログでお伝えしようと思い、

書かせていただいた次第です。

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エナジードリンクは子どもに飲ませないで