昨日は「父の日」でした。

お祝いの言葉やプレゼントをあげた人、もらった人、その両方の人、とさまざまな「父の日」を過ごされたことと思います。

それと、まったく関係ないのですが、

近年、健康な人の便を患者に投与することで腸内細菌のバランスを整えて症状の改善しようとする「便微生物移植FMT: Fecal Microbiota Transplatation)」という治療法が注目されています（関係なさすぎ）。

それについては、以前、拙ブログでも書かせていただいたことがあります。

そんなFMTに関するこれまでの臨床研究データから難病などの治療に効果が期待できる「癒しのう○こ」を出せる人が存在するかもしれないとオークランド大学の研究グループから報告がありました(arstechnica 1/23/2019)。

2019年1月21日に”Frontiers in Cellular and Infection Microbiology”という雑誌に掲載された記事を抜粋すると、

人間の腸内には数百種類、500兆～1000兆個の細菌が生息しているといわれ、「フローラ」と呼ばれる豊富で多様な微生物コミュニティを組成している。

この腸内フローラの組成は、指紋が人によって異なるように、個人によってさまざまである。

腸内フローラの組成と機能性は、栄養・エネルギー代謝・免疫などにおいて特殊な働きを持ち、宿主の健康に大きな影響を与えていることがわかっている。

また、潰瘍性大腸炎やクローン病といった難病の患者の腸内ではフローラの数や種類が少なくなるという報告もある。

そこで、健康な人の便を希釈して腸に散布したりカプセル剤として内服したりすることで、腸内フローラのバランスを正常化して症状の改善を狙う「FMT」が考案された。

FMT自体は古代から行われていたが、20世紀に入ってから科学的に研究が行われるようになった。

依然研究過程にあるFMTだが、少なくともクロストリディウム・ディフィシル感染症への有効性は示されていると研究チームは指摘している。

クロストリディウム・ディフィシル感染症とは、抗菌薬の使用などによって腸内フローラのバランスが大きく崩れてしまい、本来少数派の細菌であるクロストリディウム・ディフィシルが異常増殖して消化器の炎症を引き起こすという病気である。

FMTはクロストリディウム・ディフィシル感染症に対して根本的な治療が期待できる方法であり、研究によるとクロストリディウム・ディフィシル感染症を再発した患者に対してFMTを行ったところ、患者のおよそ92％が治癒したという。

FMTはクロストリディウム・ディフィシル感染症だけでなく、潰瘍性大腸炎・クローン病・過敏性腸症候群への有効的な治療法としても期待されている。

しかし、「高い治療効果が認められる」という研究もあれば「有効性は高いとはいえない」とする研究もあり、現状ではFMTが確実に有効であるとは結論づけられていない。

そこで、オークランド大学の研究者がこれまでのFMTに関する膨大な臨床研究データを分析した結果、「治療効果の高い便を先天的に出す人」が存在する可能性が浮かび上がってきた。

例えば、2015年に潰瘍性大腸炎の患者75人を対象にFMTのランダム化比較臨床試験が行われたが、その治癒率はわずか24％だった。

しかし、症状が寛解した9人の患者のうち、7人が同じドナーの便を投与されていたことが判明した。

また、2017年に行われた別の臨床試験でも、特定のドナーの便を投与された患者の寛解率が高いことが判った。

ただし、このようなFMTの「スーパードナー」の便が特に高い治療効果をもたらす明確な理由は、FMTの大規模な比較臨床試験がそれほど行われておらずデータが不足しているため、いまだによくわかっていない。

さらに、FMTに関する研究の多くは細菌そのものに焦点を当てているものの、研究チームは「便の非細菌要素」に治療効果がある可能性も示唆している。

実際に、オークランド大学の研究者が行ったクロストリディウム・ディフィシル感染症の患者5人を対象とした小規模な臨床実験では、「微生物の破片やタンパク質、DNA、抗菌化合物、代謝産物、ウイルスが含まれているだけ」という便のろ液を投与した場合でも感染症の治癒が認められたとのこと。

より多くのFMT関連の臨床的・微生物学的データが蓄積されるにつれて、病気に応じて治療に適した便があるということがわかってきたため、「一人のスーパードナーの便がすべての難病の特効薬になるというわけではない」と研究チームは論じている。

一方で、研究チームは「スーパードナーはFMTの結果に大きな影響を与える」と述べ、「スーパードナーの便を研究することで治療が標準化し、治療効果のばらつきが減少される上に、より洗練されたFMT製剤が開発される可能性もあります」と期待している。

FMT自体は、

＞「高い治療効果が認められる」という研究もあれば「有効性は高いとはいえない」とする研究もあり、現状ではFMTが確実に有効であるとは結論づけられていない。

ようですが、

「治癒効果の高いう○こ」を出す人はいるようですね。

一体どういう人なのか気になります。

生涯で一度も抗生物質を摂っていないとか、加工品や添加物入りの食品をほとんど食べていないという人なんでしょうか。

いずれにせよ、「癒しのう○こ」を研究することで、さまざまな難病の治癒率が高まるのであれば、う○こさまさまです。

下品な言葉で恐縮ですが、「クソ野郎」は侮蔑の言葉です。

でも、「スーパークソ野郎」と言われたら（そんなことはないかも）、褒め言葉になる日が来るのかもしれません。

♪これからの予定♪

「ホメオパシーお話し会＠アサバアートカフェ」

日時：6月18日（火）10ー12時

参加費：1000円

＊今回は「お腹に来る風邪」をテーマにお話しします。

すでにホメオパシー＆フラワーエッセンスを使っていらっしゃる方も、はじめまして！の方も、”それってなに？”という疑問や使い方の質問にお答えしています。

ホメオパシーだけでなく、フラワーレメディでできることもご紹介します。

そろそろ梅雨入り。

手作り「梅シロップジュース」をお出しします。

これでスッキリしましょう〜

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「ホメオパシーレメディの使い方講座＠アサバアートカフェ」

日時：2019年６月〜　

＊全4回、1回3時間の予定です

＊日程は参加者のご都合に合わせて決定します。

＊「風邪・インフルエンザ」「捻挫・骨折」「頭痛」「更年期の症状」などテーマ別にお話します。

＊ご希望のテーマがあれば、それに合わせてお話しすることもできますので、お知らせください。

参加費：1回3,000円

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■スカイプ・FaceTime・ZOOMでも受けられます■

・ホメオパシー＆フラワーエッセンスによるカウンセリング（健康相談）

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■初めての方に■

・ホメオパシー基本レメディ勉強会

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難病に効果のある「癒しのう○こ」を出す人がこの世には存在するらしい