不妊治療を振り返って私になりに思ったことを残していきたいと思います。

 

私は、AMH0.01未満、採卵できるのは、1年1回から2回ということで、6年間、妊娠するまでに時間がかかりました。

採卵回数8回、移植回数4回、妊娠回数2回のうち1回流産ということで確率的には、かなりひくい治療です。かかった費用は計算するとざっと800万くらい。ほんといい車買えるくらいの金額。

 

この治療をするかどうか、いつまでするか、夫婦の話し合いが必要だと思います。

 

私の場合は、治療費は自分で払うと決めていたため、できることは全部する!!ときめていたので自分が思うように治療ができました。

そして最初は治療を2年から3年して妊娠できなかったらあきらめようと思っていたものの、結局6年間もしていました。

本当に辞め時ってむずかしいと思います。私の場合、一度流産したものの妊娠したということがあるので、次こそはという思いがきえませんでした。でも無理に辞めなくてもいいのかなと思っています。多分辞めたいときは自然にくると思ったからです。

 

お金の問題、いつまで治療をするかいろいろ決めることはあると思いますが、

妊娠できる期間って決まっています。多分40代前半がリミットだと思います。

今、育児中ですが、本当に体力いります。

卵子の老化のことを考えてもその後の育児のことを考えても少しでも若い方がいいというのが私の結論です。

悩んでる今が一番若いので、治療するか悩んでいる人は、本当に早くした方がいいと思います。

 

 

あと妊娠できずにまず体質改善しようとする方が多いと思いますが、体質改善だけではなくてまずは病院に行った方が私はいいと思っています。体質改善って効果が見えにくしですし、+アルファくらいの軽い感じで、無理しない程度にした方がいいのかなと思うからです。私自身、生活改善、体質改善のためいろいろやりました。

漢方、不妊整体、針治療、ルイボスティ―飲んだりなどなど。

そのうち漢方、不妊整体、針治療は途中でやめました。

お金もかかるし、通うのもしんどくなってきたことが一番の理由です。

ストレスなくいけるならいいと思いますが、ちょっとしんどいと思いながら続けることではないと思っています。

私はストレス発散がおいしい食事とお酒、旅行でした。治療がうまいかないとき、リセットしたときは旅行にいってお酒たくさん飲んでました。

不妊治療は長期戦。ただでさえストレスかかるのに、それ以外のもので、ストレスかかることはあえてしなくていいと思います。

そして質のいい睡眠!!これが一番大事なのではと思います。


病院選び。これも難しいですよね。

病院によって、ほんとうに治療法が違うし、人によって合う合わないがあるので知り合いがこの病院で妊娠できたからといって自分にもあてはまるかというとそうではないです。

妊娠できる期間はきまっている、今が一番若いことを鑑みてある程度のスパンで結果かでなかれば転院するのもありだと思います。

私の場合、大学病院→リプロ→夢クリニック→リプロと転院しました。

リプロに再転院した理由は、やっぱり最先端の治療をしてくれるのはここだと思ったからです。

治療しているみなさんも悔いのないよう、信頼できる病院に出会えることを祈ってます。


 

あと仕事と不妊治療の両立。。

私の場合はもともとあまり採卵自体ができない体だったので、普段の通院は、土日にして、採卵が平日のときのみ会社を休んでいたので、そんなに悩んだことはないですが、毎月採卵できる人だったら本当に壁だと思います。

なにがなんでも不妊治療を優先する!!と決めて割り切ってやるしかないと思っていますが、会社の上司に理解ある人がいれば話やすいのになあと思います。私自身、上司の奥様が不妊治療をしていた方で、その上司は、私が不妊治療しているといわなくても、察してくれたので、それは本当にありがたかったです。やっぱり家族以外に不妊治療をしていることってなかなか話すのに勇気がいりますが、不妊治療経験者がいてくれてたら理解もしてくれると思います。

私も、これからは、不妊治療経験者として、そういう人がいれば共感してフォローしたいと思います。

 

あと自分の心の持ちよう。

不妊治療してると、子どもがいる友達、妊婦と話したくないですよね。わたし自身、「こどもは?」と聞かれるのが嫌で、そういう友達とは、距離を置きました。自分の心を保つためです。

でもそれでよかったと思っています。

自分の精神状態が一番大事です。



最後に、今育児中の私ですが、不妊治療していた期間を振りかえると、楽しかった!というのが実感です。

本当につらいときも何度もありましたが、夫婦でいろいろ考えて2人で乗り越えるってなかなかない経験だと思います。

 

今不妊治療中の人、これから治療をはじめようと考えている人、いらっしゃると思いますが、この経験は、きっと人生の糧になりますし、このつらい経験は、自分の考え方をひろげてくれると思います。

 

少しでも不妊治療に対して理解がある世の中になることを願って、一人でもいい結果、後悔のない結果になることをこれからも祈っています。

私のあと一つ凍結卵があります。今年の年末頃に最後の移植をして本当の不妊治療を終わりにしたいと思っています。