スタミナ食材の代表格として知られるニンニク。
このニンニク、スタミナ・アップ以外にも、意外な効果があることがわかってきたんです。
スタミナ・アップはもちろん、生活習慣病予防にも
ニンニクは、その強壮作用が世界中で知られ、古くからスタミナ食材として利用されてきました。
ニンニクに含まれる、独特のニオイの元であるアリシンは、抗酸化作用のあるファイトケミカルの一種。エネルギーづくりをサポートして、疲労回復に役立ちます。
またニンニクには、動脈硬化抑制や抗がん作用、免疫調整などに働きかけるファイトケミカルも含まれます。
そのためアメリカでは、ニンニクサプリメントは、生活習慣病の改善や予防を目的として、広く利用されています。
血圧、脂質代謝にアプローチするニンニクパワー
栄養学の学術誌に、ニンニクサプリメントによる高血圧および脂質異常症への作用を調べた研究が報告されています。
研究では、１９５５年から２０１３年１２月にかけて発表された論文を解析。
まず血圧への働きでは、９７０名のデータが調べられ、偽薬群に比べ、ニンニク投与群では、収縮期（最高）血圧は約５．１mmHg低下、拡張期（最低）血圧は約２．５mmHg低下し、有意な効果が認められました。
特に高血圧患者では、収縮期血圧が約８．７mmHg低下、拡張期血圧は約６．１mmHg低下し、顕著な高圧作用が示されています。
脂質代謝への働きでは、２３００名のデータが調べられました。
総コレステロール値が高めの患者に２ヶ月以上ニンニクを投与すると、総コレステロール値とLDL（悪玉コレステロール）値が１０％低下という効果が見出されています。
以上の研究から、ニンニクサプリメントが高血圧や脂質異常症の改善に有用であると考えられます。
さらにこの研究では、ニンニクサプリメントによる免疫への作用も調べられており、ニンニク摂取により、各種の免疫細胞が活性化することが確認されています。
臨床試験では、呼吸器感染症にかかる回数の減少、かかった期間の短縮が示され、重症度の軽減も示されています。
このことから、ニンニクサプリメントによる免疫賦活（ふかつ）作用も期待できます。
恐るべし、ニンニク・パワーですね！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
では、今日の「英語で一言」
「これからも、ご指導お願いします。」
とっても日本的なひびきのする表現ですが、もちろん日本人でない方に、こういうお願いをしたい場合って、ありますよね。
さて、では、あなたならどう言いますか？
Please teach me from now, too.
う～ん、これだと、「（ほかの誰かには教えている、ということを「私」は知っています。だから）私にも、今この瞬間から教えてください。」・・・ということに、なっちゃうんですね。
それに、"teach" という動詞は、あくまでも学校で教える、あるいは技術的なことを教える、という印象を与えてしまいます。
では、ベターな言い方は？
I hope to learn more from you.
（あなたから、ぜひもっと学びたいと思っています。）
こうやって、"I" を主語にすることによって、あなたが主体的に学びたいと思っていることが、きちんと伝わります。
相手の方もきっと、「よ～し、面倒みてやるか。」なんて、思ってくれると思いますよ。
