私が体験した一瞥(いちべつ)体験についてお話しする前に
一瞥体験とはどういうものか?
ということを書きたいと思います。
少々長くなりますがご興味のある方はお付き合いくださいませ。
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私自身、一瞥体験は20年前に遡ります。
当時、今の様にインターネットが普及しておらず
この体験は一体なんぞや?
言語化にも時間を有しました。当時の表現は“悟りの境地に至った感じ”という曖昧なものでした。
何せ当時読んだBASHARなんて、誰も知らないオカルトみたいな時代でしたからね、、
時間を経て
これが一瞥体験という呼ばれ方をするということを知ります。
「一瞥」(いちべつ)という言葉の意味を調べると、下記のように出てきます。
ちょっと見ること、ちらっと見ること。
ーgoo辞書より
この言葉を後に知った時に、このちらっと見るという感じがとても腑に落ちました。
その言葉の意味の通り、一瞥体験というのは、悟りの境地を一瞬だけ覗き見る体験
ちらっとみる
という短い時間であることです。
私が体感した時間はおそらく10分くらいの短い時間だったと思います。(時間さえ不確実)であっという間の出来事でしたが強烈なインパクトでした。
どれくらい強烈かというと、
宇宙の本質やらなぜ生まれてきたか?なぜここに存在するのか?諸々の疑問が全て
わかった!
というとても理屈では説明出来ない感覚を体験するのです。怪しいでしょ?笑
その後は至って普通の日常意識に戻ります。
ですので、ほんの数分の間意識が覚醒し真理を垣間見るという経験という記憶だけが残り
世界観がガラッと変わった状態で取り残されます笑
今では、これ程スピリチュアルの話が堂々と出来る時代ですが、当時は共有できる人が皆無で、
あまり話さないように努めていました。
この体験を正当化したり、教えようと思ったり、摩擦を生じるエネルギーより、そのように自分を生きて表現する方がより純粋だと思ったからです。私の場合は絵を描くことがその表現方法でした。
このように、皆同じような感覚、体験を経験しているという共通項を照らし合わせると、どうもこの一瞥体験は
個人的な錯覚ではなかった
ということを認識しています。
私が一つ言えるのは明らかに世界への価値観が変わりました。
そして小さい頃から沢山の疑問があった
人はなぜ生きているのか?なぜ存在するのか?と言った様々な疑念が消滅し、とても頭の中(思考、雑念など)が静かになりました。
多くの方の一瞥体験談によれば、私のようにほんのわずかな時間に宇宙の本質や悟りの世界を見たというだけでというだけで意識が覚醒したうえ、
価値観や意識のあり方が大きく変わったと述べています。
先程も述べましたが、私はこのことをきっかけに画家への道を歩み出します。このみたもの感じたものを絵というツールを使って表現していこうと決めたのです。
なお、持続する期間は人それぞれですが、いくら一瞥であってもその時の体験が非常に衝撃的で強烈な分、数日ほど持続するとされ、その間は言いようのない安らぎに包まれるというのが体験者の語るところです。
一瞥体験は他にも、下記のような表現をすることもあります。
ワンネスを体験
至福体験
自我消失体験
覚醒した
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私たちは長い人生を生きる中で、言葉ではとても説明ができないような不思議な体験をすることがあります。
一瞥体験もまたその一瞬、数分の間で宇宙の真理を垣間見たと言える体験です。
経験者の記述によると
最初に経験するものが、体が宙に浮くような感覚と同時に、時間も音もすべてが止まり、自分自身の意識が大きな存在に包まれて宇宙に飛ばされた感覚。
そこで自分が宇宙にあるすべての存在と融合し、そこには自分や他者といった境目は全く存在せず、そこには全体しかないというものです。
ワンネスの世界ですね。
そして、融合した状態で再び自分の意識の中に記憶したまま戻ります。
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一瞥体験後は?
その体験をして何が変わるか?
日常に戻り何も変わりません。私という存在はこの肉体を持って呼吸をし生きています。
時間が経つにつれ徐々に記憶が薄らいでいきます。
体験者の多くが伝えるところによると、数日にわたってたとえようのない安らぎに包まれ、非常に安心する気持ちを持続できるとのことです。
そして、いま生きている世界に対する考え方が変わったり、自分自身を含めてこの世界に生きるすべての存在が実はつながっているというワンネスの理解を示したりと様々な受け取り方があるようです。
これら全てのことを肉体を持ちつつ体験出来たのですから摩訶不思議。
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映画などにも描写されている
突然ですが、映画「コンタクト」(1997年)をご覧になった方はいるでしょうか?
主人公の科学者(ジョデイフォスター)が、実際にロケットに乗って宇宙へ旅立つものの、飛行は失敗します。数分の間で主人公の“覚醒体験をする”描写が非常に素晴らしい。こんなの映画にしちゃっていいんか?と興奮しましたね。
彼女が帰還後、データー上宇宙にもどこにも行ってないと告げられると困惑します。さらに政府からそれはただの妄想ではないかと追求されます。
「証拠が無いことを認めるのですね?」
「…はい。」
「幻覚だった可能性も認める?」
「…はい。」
「ご自分の話について、我々と同程度の疑念を抱く?」
「....はい。」
「ではなぜ! 証言を撤回し宇宙旅行はなかったと! はっきり認めないのです?!」
静まりかえる場内。
涙ぐみながら絞り出した一言。
「…できないからです。」
まだ観たことがない人は一度みてみてください。
体験したことのある方の中には、「いま生きている世界が実は幻想」と悟った方も多く
映画『マトリックス』シリーズの世界観のような仮想現実を一瞬で紐解くわけです。
マトリックス1が公開された時は、ハリウッドがこんな映画手がけて公開するのかと度肝を抜かれました。
そういう時代の夜明けなのかな〜と思っていたらつい先日続編が出ましたね。この映画は非常に斬新でアクションも素晴らしく凄い作品ですね!これは監督のトランスジェンダーの作品とも言われますが、トランスジェンダーだったからこそこの作品が生まれたのだと思います。
いま私たちが生きている世界は本来のものとは全く違う世界である。
一見頭がこんがらがりそうですが
ありのままの自分が喜ぶことを心掛けて生きることや、世界が幻想だからこそ過去も未来もなく今現在しかないことやら、今ここを生きることの大切さやらメッセージは数多く書籍などにも見かけることがあります。
一瞥体験では一瞬 思考停止状態で見させられるわけです。私自身紐解くまで時間がかかりました。
言葉で説明しようとするのには限界があり
これが今のところの精一杯です笑
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一瞥体験はどんな時に起きる?
一瞥体験と言う言葉を聞いたり、その内容について説明されても、実際のところ経験したことのない方にとってはどういうものかがあまり想像できないと思います。
一瞥体験が始まるときの状況は経験した方によって様々です。多くの方は自分の存在について物思いにふけっていたり、考え事をしていたりする瞬間なのだそうです。
私の場合は失恋後でした笑
人によっては自身の存在について考えすぎて落ち込んでいた時に体験しますし、別の人の場合は自分の存在についての思考を軽くめぐらせていたときに起こっているそうです。
起こそうとして起きるわけでもなく、突然起こるようです。その共通点は強い内観にあるように思います。
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一瞥後は?
さらに、一瞥の体験を経験したその後は?と言えば、本当に不思議なくらい、普通の日常に戻ります。
どこかの本で読んだのですが、どんなに修行を積んだ修行僧でさえこの一瞥体験は生きてる中で2、3回だそうです。
つまり大きな一瞥を2回ないし3回
小さな境地は数度
意識の変性状態による近い悟り状態が続く
その後、何度も瞑想による体感を得ようと試みましたが、最初のインパクトが強すぎたのか、20年前の境地まではいっていません。それに近いゾーンは絵を描く時に幾たびも経験しますが
今ではそのようなものなんだと解釈しています。
日常で行う瞑想状態の繋がりはまたそれはそれという感覚です
これもまた上手く説明出来ないですが、、
とめどなく長くなりそうなので一旦しめます!
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最後にこの一瞥経験を絵にしたのがこの作品です
↓↓ ↓
説明出来ないから描いてみました✨⤴︎⤴︎⤴︎
「I Have been Awaken」(2004年)
私は目覚めている
このみた世界を忘れないという気持ちでこのタイトルにしました。
きちんとこの体験を言語化したのはこれが初めてなのですが、堂々とこういう話が出来る今の時代背景自体に喜びを感じる今日この頃です✨
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今日も最後までご愛読ありがとうございました😊
Mikilove❤️
ありがとう ありがとう ありがとう