写真撮りたがりの人について | バグズライフ

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京都の大学生

普段学んだことや、考えたことを綴っていきます。

    景色の写真撮りたがる人をむちゃくちゃ見て、違和感を感じたから書き留めておく。


    彼らはご飯の度に写真撮る。いい景色があったら写真撮る。とりあえず、友達と自撮りする。彼らを見ていると、景色を楽しんでいるというよりも、写真を撮ることを楽しんでいるようにさえ思える。もちろん、後から写真を見直したらその時の記憶がよみがえり楽しんだり懐かしんだりできるだろう。しかし、それは果たして”正しい”のだろうか。私は、写真に撮られたものは写真という枠に収まられてしまった”記録”になり、記憶が退化、劣化したような気がしてしまう。自分の記憶の中に残ってるものが一番で(記憶の中で美化されていたとしてもだ。)、覚えていないものをわざわざ写真で思い出す(思い出した気になっている)必要はないように思える。
   

     人には忘れられない記憶、忘れたくない記憶がある。写真によって蓄えられた膨大な”記録”はその大切な記憶を埋もれさせてしまうのではないだろうか。

    

    あるいは、写真をやたら撮る彼らはSNSで、他人に共有(という名の自慢)をするために写真を撮っているのだろうか。だとすると彼らはSNSでの評価を非常に重要視していて、”無意識”のうちにずっとSNSを”意識”しているのだろう。Facebookのいいねの数で自分や、他人を評価し、それ以外では分析すらできないようなカス人間になっているのだ。

    そして、重要なのはこのことが一体どんな影響を人々に、社会にもたらすのかということだ。が、そこまで考え付かない。

考え付いたらまた書こう。

おしまい。