これは私がOL時代、通勤の時に起こった大事件の話です。
当時会社が虎ノ門にあったので、京浜東北線の東神奈川駅というところから新橋に行き、そこから銀座線に乗り換えて・・という経路で毎日通勤していました。
(都内の路線図が分からない方、ゴメンなさい!でも、路線とは全く関係のない話です。
)
でも、念のため↓
注)水色が京浜東北線。
一番前の車両に乗って乗り換えた方が乗換がスムーズだったので、一番前の車両の一番前のドアと椅子の間が私の部屋と化していました。
4月になり、会社が浜松町に引っ越しをしたのですが、それを忘れて初日もいつもの定位置にスッポリとハマっていつものようにボーーーッと外を眺めていました。
ふと、
(あっっ!!今日から新しいオフィスになるんだった!

しまった!浜松町では一番後ろの車両が一番近い出口なんだった!!
そうだ!もうすぐ川崎駅だから、そこから一駅ずつ一旦下りて後ろの車両に移動しよう。
そしたら浜松町に着く頃には後ろの方の車両になっているはず。
)
なんでこんなことをしようと思ったのかというと、何両編成だかは覚えてはいませんが、長ぁ~いんですもん、京浜東北線!
そして私は、川崎駅に着くなりサッとホームに飛び出し、後ろの車両へダッシュしました。

プルルルルルル・・・
ベルが鳴り終わる頃には余裕で2両も後ろに移動ができた私は、
(やるじゃん、私♪この調子でいけば浜松町に着く前には最後尾に行けるかもー!
)
調子に乗った私は蒲田、大森・・とドアが開くたびに飛び出し、車両移動をするというちょっと怪しいOLになっていました。
そして順調に移動し、ほぼ真ん中くらいまで移動できました。
全てがうまくいっていたのです。
そう、品川駅に着くまでは・・・
ここは大東京。
ここのラッシュアワーは本当に最悪です。

ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、特に品川駅は新幹線などを合わせると5つの路線が集結するマンモス駅なのです。
それがこの日のように人身事故や遅延などが重なると、もうここは戦場。
溢れんばかりの難民が我先にと電車に乗り込もうと必死なのです。
もともと私が乗っていた電車ももちろん満員電車でした。
私はドアからドアへ羽ばたいていたのでさほど苦労することなく移動ができていましたが、この日の品川駅はさながらAKBのコンサート会場を思わせるほどの大盛況ぶりでした。
(AKBのコンサートにはまだ実際に足を運んだことはありませんが・・)
そこはもう魔物が棲んでいるに違いありません。
人々はもう、「人」ではなくなってしまっているのです。
品川駅に着き、溢れんばかりの人混みを目にしても、始めは自分の実力に過信していた私はちっともたじろぎませんでした。
それが一転、ホームに下り立った私は、前にすら進めない状況を目の当たりにし、
(これはマズい!車両移動はおろか、この電車に乗れないかもしれない!!!
)
初めて不安を抱えたのです。
私はとなりのドア付近までなんとか進み、アメフト部員を思わせるタックルで山のようにいるおじさん達を肩で押し始めました。(この時点で私も既に「人」ではなくなっています。)
その時、
プルルルルルルル・・・・
発車のベルが鳴り響きました。
(大丈夫、ラッシュアワーのベルはいつもより長いからまだまだイケる!
)
プルルルル・・・・
(よし、片足が車内に入った!!あとはドアの上にさえ手が届けば一気に体を中に入れて・・・。やった!手が届いた!このまま体を中に・・)
その時です。
ガタンガタン・・・バンッッッ!


大きな音と共に私のおでこと後頭部に激痛が走りました。
そう。ドアに挟まれたのです、しかも縦に。
ちょうど首をかしげているような感じで前後にドアに挟まれました。
もちろん身動きは取れません。
ゆっくり左目で車内を見てみると、色んな状況が見えてきます。
心配そうに見ている人、可愛そうに・・と同情してくれる人、そして大多数が必死で笑いをこらえてる人・・・
そんな悲劇を襲った私に更なる悲劇が襲ったのです。
「大丈夫?」
優しいおじさんが声をかけてくれたのです。
「は・・・はい。」(もちろん大丈夫じゃありません。)
そう答えましたが、私の顔はナナメになっており、口はドアの外。
外で答えたっておじさんに聞こえるはずはありません。
再度、
「え?大丈夫?」
タダでさえ注目の的の私が話しかけられたモンだから、おじさんと私をテニスの試合を見るように周りの人たちが交互に見ます。
(大丈夫なワケないじゃん!聞~く~な~よ~!!!
私の口は外にあるのは見たらわかるでしょーー!?!?!?
私をそんな可愛そうな目で見ないで~!!
っていうか、誰か早くドアを開けて~!!!
)
今考えればたぶんドアが開くまで5秒程度だったと思うんです。でもあの時は一年くらい顔を挟まれたのではないかと思うくらい長い長い5秒でした。
え?それからどうしたかって?
ドアが開いたとたんにホームに出てその電車を見送り、次の電車に何食わぬ顔をして乗りましたよ。
それにしても、不幸中の幸いは顔がナナメに挟まれたことです。
だってもし垂直に縦に挟まれて鼻を強打していたら、間違いなく鼻血ブーですよね。

そしたらこれ以上にヒドい悲劇に見舞われていたに違いありませんからね。
なーんてどこまでもポジティブな私です。
男性の皆さん!
トラブルに見舞われた女性を助けたり励ましたり声をかけたりして下さるのは本当に本当に嬉しいことなんですが、ちょっとその人の状況や乙女心を考慮に入れて、場合によっちゃ見て見ぬフリをして頂けると嬉しい場合もありますので、宜しくお願いします。


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