なぜ、木と鉄の複合梁なのですか? | ミキ設計部長の【テクノのすごさがわかる】連載コラム

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木と鉄を複合させても大丈夫なのですか? (音、熱膨張、床鳴り)


木には、生育してきた縦向きには強く、横向きには弱いといった特性があります。


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つまり柱のように木を縦向きに使う場合には十分な
強度が期待できますが、梁のように横向きに使う場合は強度が不足しがちになるため、鉄骨を取り入れています。




鉄骨を芯材に上下を木(集成材)で挟んでいるのは、床や壁の取付けなどの現場加工をしやすくするためです。


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テクノビームの鉄骨と木材の熱膨張率には差があり、
通常の環境下での温度差内(-20℃~60℃)では、1mあたり0.3mm程度の変位差が生じますが、
構造上は問題ありません。