ようやく金曜日の夜がやって来ました。


夫の突然の旅立ちから私の生活は一変し、今はやらねばならない事をこなすので精一杯の毎日を送っています。


忙しくて、また食べるタイミングを逃してお昼ごはん抜きの日が増えていますが(ほぼ毎日かな)、今はやっぱりあまり食べたくはないし、作るのも本当に面倒なので簡単でそんなに栄養がなさそうなものばかり(豆腐とか納豆とかめかぶとか)食べています。


体重も3キロぐらい減ったけど、まだまだ自前の肉があるから大丈夫って事で…。


そんな私を日々助けてくれているのが隣家の奥さま。

毎日のように美味しい手作りのおかずなどを差し入れしてくださっているのです。


長年食堂で働いていた奥さまの手作りのお料理はめちゃくちゃ美味しい!

実母を13歳で亡くして以来、誰かが作ってくれた料理(いわゆるおふくろの味)にはあまり縁がなく、「母の味」なるものを約35年以上ぶりに味わう事が出来て幸せです。


「あんたは私の娘より若いんやから、娘みたいなもんやし」と言ってくれる奥さまは本当に女神です。

昨日も夕方近くに外出から帰って来た後、お宅にお邪魔してコーヒーとシュークリームを頂きながら2時間ほどお喋りして過ごしました。


気付いたらもう17年もこの家に住んでいたのに、こんなに素敵なお隣さんがいらっしゃったとは…。


そんなお隣さんからは他のご近所の方々も私の事を心配してくださってると聞き、とても感謝しています。


*ただ、昨日初めて私がこんなブログを書いていると言うと「知ってるで!」と返されたので「!?!?!?」。

だって今まで特に近所付き合いもして来なかったから誰も知ってるわけないと思ってたので…(汗)。

しかも「この辺の人みんな読んではるよ」とな。マジですか!

バカみたいに赤裸々な事ばかり書いてるからめちゃくちゃ気まずい〜〜〜!!!


そんな奥さまからは毎日「頑張らなあかんで」と励まされてばかり。

本当にこのご恩はどうやって返したら良いのか…。


おまけに昨日はシュークリームをご馳走になった上に手作りのお好み焼きまで頂いてしまいました。

これがね、海老(めっちゃ大きい)まで入った豪華版!

長年食堂で働かれていたプロが作られただけあって、何を頂いても美味しく完食する事が出来るのです(たけのこご飯や天ぷらも絶品でした)。


そして今日は夫の二度目の法要(ふた七日)。

夫両親に加えて義叔母&従姉妹も来てくれました。


そんな従姉妹は葬儀の日も私の肩を抱いて慰めてくれ、また私が入院した時にもいろいろと気遣ってくれた本当に優しい人なのです。


今日もカルディやら無印で夫のためにいろいろ買って来てくれたのですが、「お兄ちゃん(夫)は旅行が好きやったから」と、無印のキンパやあわび粥という韓国料理や…



ライスバーガーのルーローハンや豆花という台湾フードをお供えしてくれたのでした。



その気持ちが胸に沁み、またもやじんと来てしまう私。


従姉妹曰く四十九日まではお肉でもお魚でも故人の好きなものを供えて良いのだとか(知らなんだ!)。

今は妻である私がほとんど料理をしないと言う有り様なので、これ以上ないぐらいのありがたさなのです。

「だからこれを供えてあげてね」と言ってくれた彼女の優しさを私は生涯忘れる事はないでしょう。


というわけで、早速今夜のお供えにさせて頂きました!


↑先日の釜山で買って来たくるみ饅頭もお供え。

大好きな韓国フードばかりで夫も幸せに思っている事でしょう。

そしてこれを書いている今は、夫とソジュで乾杯中なのです。

このひと時が今は一番癒される!



最近は夫の旅立ちの後片付けに追われる毎日ですが、その後の自分の人生の準備も始めないといけません。

という事で、人材派遣の会社に登録して電話による面談を受けたりしている私(職歴が貧弱すぎて泣きそう)。

5月中はまだ動けないのですが、ハローワークにも近いうちに行ってみようと思っております。


しかし、今日ウォーキング中に立ち寄った某コンビニで突発的な行動に出た私!


そのコンビニには外から見える場所に「スタッフ募集」と書かれていたので常々気になっておりました。

元々愛犬を見送ったら仕事を始める予定だったし。

で、今日レジで会計中に「スタッフ募集って書いてますが、どんな感じで募集されてるのでしょうか?」と質問してみました。


すると、「今オーナーが中にいるのでちょっと訊いて来ますね」という意外過ぎる返事が返って来てびっくり!

いや、ちょっと働ける時間とかを訊きたかっただけなんですが…。


出て来てくださったオーナーさんはめちゃくちゃ親切で、こちらの事情を聞いてくださった上に「無理のない範囲でやってみましょうか」と即採用を決定してくださったのでした。

かつて(10代の頃ね)近所のコンビニに面接に行ったらあっさり落とされたというトラウマがあったので、まさか即採用されるなんて…!


もちろん現在常勤で働ける仕事を探しているという事なども正直に話したのですが、それでも良いと。

短時間だし毎日行くわけでもないのですが、とにかく「働く」という事に慣れたかった私には本当にありがたい話なのでありました。


信じられない気持ちでいっぱいになりながら自宅に戻り、早速隣家に報告の電話を入れたのでした(喜んでくれた!)。


隣家の奥さまや夫の家族だけではなく、SNSで繋がった友人たちとも再び交流が再開しました。



Facebookで知り合い、その後リアルで会うようになった友人たちも私を励まし、支えてくれている本当にありがたい存在です。


ここ数年は家に引きこもって家事とこのブログに没頭する日々が続き、あまり連絡をしなかった不義理な私でありました。

しかし、そんな私に遠いところから会いに来てくれたり、会う約束をしてくれたり、優しい言葉をかけてくださった人たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。


そうそう、学生時代の友達のコメントも本当に嬉しかった。ありがとうね。


「ありがとう」という言葉は「有り難い」、つまりはそうである事は難しいという意味から来ているそうです。

要するに「貴重である」とか「めったにない」という意味であるらしい。


この事を今私は本当に実感しているところであり、過去の自分の傲慢さを反省しているのです。

夫がいなくなってしまった事は本当に悲しいけれど、今の私にはこうして支えてくれる人たちが思った以上に居てくれたという事。

これぞ「有り難い」事であるよなぁと夫に語りかけ、夫も喜んでくれているに違いないと確信しています。


今週も無事に生き延びた私。

まだまだ困難は目の前に立ちはだかっているけれど、優しい人たちの為に頑張ろうと思います。

その人たちによって「生かされている私」なのだから。


そうそう、いつも優しいお言葉をくださる皆さまにも感謝しまくっております。

図々しいけれど、こんな今の私を応援して頂ければとても嬉しいです。

コメントやメッセージ、いいねなどで応援して頂ければこれ以上幸せな事はありません。


いよいよ終盤に突入した釜山滞在記。

滞在記を書き終えたらこの旅に関する関連記事もいつも通り書く予定です。


私のたった一人の人生&旅の相棒である夫との最後の旅(と書いてつい泣いてしまった…)を見届けてくださると嬉しいです。


これからもどうぞよろしくお願いします!


↑本日の晩ごはんは従姉妹に貰った無印のサムギョプサルキンパ(めちゃくちゃ美味しくてびっくり!)とまたまた隣家の奥さまに頂いた超美味しいコロッケ(焼肉屋さんで買って来てくださったのだとか。そりゃ美味しいに決まってる!)。

本当に今の私は周りの人々によって生かされているのだなぁ、と実感しています。