先日ようやく最終回まで見終える事が出来た「PIT BABE」。
放送していたチャンネル(日テレプラス。ちなみに12月に再再放送があります)の番宣CMでは「カーレースBL」というキーワードを織り交ぜて紹介されておりました。
かーれーすびいえる〜???
全く初めて聞くジャンル(?)だし、普段全くカーレースというものに興味はありませんが(基本スポーツ観戦全てに興味がない)、話題作でもあるしとにかく見てみよう、と録画。
1話目を見終えた私の頭の中には「?」がいっぱいでした…。
いや、映像もかっこいいし、俳優さんももれなくイケメン(おまけにイケメンてんこ盛り)。
全く興味はないカーレースですが、すらっとした超イケメン俳優さんがレーシングスーツを身に付けてレースをしている所は確かにカッコいい!
*カーレースが好きな夫にこの作品について話してみると「あのスーツ着てたらカッコ良く見えるやろ」と言っておりました…。
ただし、実際のレーサーはそんなに背は高くないのだとか。
タイの俳優さんって180cmぐらいある人ばっかりよね?
しかし、レース用語も仕組みもやっぱりあまりよくわかりません(「ポールポジション」というよく聞く言葉の意味も1話目か2話目で初めて知った)。
いや、レースは良いんです。
実はこの「カーレースBL」、途中から全くレースをしなくなるし。
もっと重要な事はこの作品に出てくる「アルファ」なるもの。
それって何よ???
BL界には「オメガ」や「バース」という男女の性別とはまた違う第二の性別が登場する作品があるらしいのですが、この「PIT BABE」においては「アルファ」という第三の性が登場。
アルファは優れた能力(容姿なども含む)を持つものであり、主人公Babeはその中でも特に優れた「優性アルファ」なる人であるというのです。
しかし、今ここでこれ以上ご説明しても何が何やら…って感じだと思うし、私もどうお話しして良いかわかりません。
という事で、Part1では「PIT BABE」の超ざっくりしたあらすじと登場人物をご紹介したいと思います(やっとここまで来た…)。
若干クセ強な「PIT BABE」ですが、妙にハマる中毒性の強い作品。
「カーレース」という華やかな世界を舞台にしたこの作品は実は…。
さぁ、「PIT BABE」の世界へとご案内しましょう。
①超ざっくりしたあらすじ(っていうか導入部)
タイのカーレース界の王者と呼ばれているBabe。
優性アルファであるBabeは全感覚が非常に鋭敏であり、そのためレースの前には集中する事を目的として「BABEボーイ」と呼ばれるBabeお気に入りのアルファとセックスをするのが決まりでした。
しかし、全感覚が優れているBABEは匂いなどが気に入らないなどの理由でBABEボーイを取っ替え引っ替えしています。
ある日、レース後にロッカールームに1人の青年が現れます。
眼鏡を掛け、一見弱々しそうなその青年はBabeのファンだと告げ、「レーサーになりたいけどレース用の車を持っていないし、買うお金もないからあなたの車を貸して欲しい」と言います。
Babeは「俺を楽しませる事が出来たら願いを聞いてやる」と言いますが…。
②登場人物
・Babe(Pavel)
「レース界の王者」であるBabe。
幼少期に父親に去られたゆえトニー・チェンに養子として迎えられ、優れた能力を磨くために訓練させられる。
トニーの元を去った後、アラン率いる「X HUNTER」に整備士として入るが、レーサーとしての素質を認められ、また自らの努力によって現在の地位に立つ。
・Charlie(Pooh)
Babeに「レーサーになりたいので車を貸して欲しい」と請い、その後「例の試験」にもパスして晴れてBABEボーイに。
BabeもCharlieの魅力にハマるが、Charlieにはある目的があってBabeに近付いたのでありました。
実はCharlieも特殊な能力を持つアルファ。
他人の能力を吸収する力を持っています。
・Way(Nut)
自他共に認めるBabeの親友。
Babeには「恋愛なんてくだらない。他人を信用するな」と言いますが、実はWayはBabeの事を…。
それゆえ突然現れ、Babeを夢中にしたCharlieの存在が面白くありません。
・Alan(Sailub)
みんなの兄貴的存在、X HUNTERの代表であるAlan。
真っ直ぐな人物であり、常にチームの事を思っている。
ライバルチームに大手企業のスポンサーが付いたため、Alanもスポンサー獲得に奔走します。
・Jeff(Pon)
新人整備士であるJeff。
「潔癖症だから僕に触らないでください」と皆に対して壁を作りますが、Alanは臆せず近付きます。
実はCharlieの弟(のように 一緒に育った)であり、2人で「ある目的」に立ち向かおうとしてX HUNTERに入ったのでした。
そんなJeffの特殊能力は未来予知。
他人の身体に触れるとその人の未来が分かってしまうため、不用意に人に近付かないようにしているのです。
・Pete(Ping)
X HUNTERの新たなスポンサーとなるBEYOND社の代表。
・Kim(Benz)
X HUNTERのライバルチームであるRED RACINGにより韓国から迎えられたレーサー。
タイと韓国の2つの国をルーツに持つ。
RED RACINGのスポンサーであるトニー・チェンの秘密を知り、それを探っていたのを見つかってチームから追放されます。
・North(Michael)
X HUNTERのレーサーであるが、主戦力ではないためレースの実況中継などをSonicと共に配信するチームのムードメーカー。
・Sonic(Topten)
Northと共にレースの実況中継などをするSonic。
彼もまたレーサー志望であるが、ファッションに対する強いこだわりも持っているようであります。
・Dean(Lee)
X HUNTERのレーサーであるけれど、絶対的王者のBabe、二番手のWayがいるためなかなか活躍するチャンスを得られません。
Alanに反発し、チームを飛び出しますが…。
・Winner(Pop)
「Winner」という名に反し、なかなかレース界の勝者になれないRED RACINGのWinner。
レースの時はもちろん、レース場の外でもBabeを挑発。
・Kenta(Garfield)
トニー・チェンの右腕であるKenta。
Kentaもまたトニーの養子ですが、特殊な能力は開発されませんでした。
・Tony(S)
Babe、Charlie、Jeff、Kenta…などなど、たくさんの子供を引き取り自分の手元で育てて特殊能力を開発する訓練をさせているトニー・チェン。
表では恵まれない子供たちを引き取って教育し、新しい保護者を見つける…と善人の顔を見せているが、実は高い能力を持つ子を資産家に高額で売り捌く人身売買ビジネスをしている。
トニー曰く「最愛の息子」であるBabeを自分の手元に取り戻したがっていますが、その狙いは…。
以上、13人(!)もの登場人物で繰り広げられる「PIT BABE」。
いっそ清々しいほど男性だけで展開する作品であります。
何かと馴染みがないワードが登場するし、“カーレース”BLかと思いきや途中からカーレースは関係なくなりますが、やたら夢中になってしまう中毒性がある作品である事は確か。
さぁ、Part2からは作品の核心へと迫って行こうではありませんか。
いざ、「PIT BABE」の世界へ!
↑主題歌「SPEED OF LOVE」も中毒性あり!