仲が良い友達に恋をした事がある人にとって、これほど胸に刺さるドラマは無いかも知れません。


今回ご紹介する作品は「Theory of Love」です。


(この記事の画像は全てお借りしたものです)

控えめに言ってもめちゃくちゃ名作!

どの辺りが名作なのか、一回の記事で書き切る自信が全く無いのでタイBLドラマに全く興味が無い方には申し訳ないのですが、二回に分けてご紹介したいと思います。
ただ、このドラマに関して言えばBLドラマに欠かせない「萌え要素」や「胸キュン」を楽しむと言うより、名作映画をモチーフに散りばめた秀逸なストーリー、巧みな心理描写、そして叶わない恋をした事がある人だけがわかる切なさを思う存分味わって欲しいと思います。

主演はタイ・GMMTVが誇る人気俳優の中でも頂点に立つ、四天王と呼ばれるBLドラマメインカップルの一組であるOff&Gun。

↑「SOTUS」「SOTUS S」のひょうきんなキャラクター、Bright役が印象的なOffくんと、そんなOffくんと「PUPPY HONEY」で初のカップル役を演じたGunくん。

正直言って(ファンの方本当にごめんなさい)、最初はBrightWinやKristSingtoのような女子全員の目がハートになっちゃうような感じのきらきらカップルではなさそうだな…と思ったのですが(特にOffくんはBright先輩のイメージしか無かったから)、このドラマ(PUPPY HONEYも良かったけど)を観たらそんな最初の印象が吹き飛びます!

OffGun最高!
この2人の人気がものすごく高いのも納得!

↑この記事にも書きましたが、TOLのゾーンでは真剣な顔でじっくり展示物を眺めている方が多かった気がします。

今回はもたもたしている暇はありません。
早速「Theory of Love」の世界へとご案内しましょう!

①登場人物

大学の芸術学部(ここら辺からして他のドラマと違う)3年生で映画制作を専攻している音響担当のKhai、脚本・監督のThird、編集担当のBone、カメラ担当のTwoはギャングスターズと呼ばれ、学内でも一際目立つ超リア充4人組。

↑左からTwo(White)、Khai(Off)、Third(Gun)、Bone(Mike)。

当然それぞれ女の子にももてていますが、中でもKhaiは「大学の全学部の女子をモノにした」と豪語するような遊び人。
「Khaiがいなけりゃ100人彼女が出来てた」というThird(それほどThirdも女の子から人気)はそんなKhaiに出会った時からずっと片想い中です。

↑Boy meets Boyの瞬間。
Thirdの切ない片想いはこの時始まったのでした。

☆ギャングスターズの面々

・Khai(Off)

顔良し(ドラマのモノローグによると韓国人俳優っぽいのだそうだ)・スタイル良し・金持ちの息子で、コミュニケーション能力も抜群。
狙った獲物(女子)は逃さないKhai。
愛車はチャウィーという名前を付けたバイク。
後部座席には女の子しか乗せないと決めていますが…。

・Third(Gun)

真面目で友達や先輩からの信頼も厚いThird。
映画が大好きな青年です。
Khaiへの報われない想いに辛くなり、よく涙を流している(見ているこちらも辛くなる。Gunくんの演技力はすごい)。
女の子からも人気(可愛いので男性からもアプローチされがち)ですが、塩対応でお断り。

・Bone(Mike)

大学に通いながら共同経営しているカフェでも働くBone。
そのカフェに現れる美女を好きになってしまいますが…。
*2getherを観た方にはお馴染みのMikeくん。
2getherのマンより抑えめな演技でかっこいい!
いや、マンも大好きですけどね〜。

・Two(White)

若干某芸人さんっぽい雰囲気のTwo。
でも友達思い(特にThird)の良いやつだし、めっちゃ好きなキャラクターです。
彼氏がいる高校時代からの友達のリンちゃんに片想い中。

*このように、それぞれが叶わぬ思いを抱えているギャングスターズの面々(Khaiは「?」ですが)。
主演がOffGunだし、おしゃれな雰囲気で軽いタッチのドラマだと思ったら大間違い。
やたら切ないドラマなのでした。

☆ギャングスターズの周りの人たち

・Un(Earth)

学部のキングと呼ばれるイケメン、4年生のアン先輩。
Thirdに気があるのかと思いきや…。
*現在は「A TALE OF THOUSAND STARS」のメインキャストとしても大人気のEarthくん。
共演者のMixくんとは普段から仲が良過ぎる様子を見せてくれて腐女子界隈を騒がせている。
若干加勢大周(古くてごめん)を思わせる甘めはっきり顔イケメン。

・Lynn(Neen)

Twoの高校時代からの友人で片想いの相手。
現在はアン先輩の友人と付き合っているのだが…。
*SOTUSのMay役でお馴染みのNeenちゃん。
SOTUSの頃は正統派ヒロインといった可愛さでしたが、年々美女度がアップしてる…!
高身長なのも素敵。

・謎の美女、Paan(Sara)


Boneのカフェの閉店時間間際に現れるPaan。
Boneと学部のイベントの野外映画に行く約束をするが現れず…。

②ストーリー(1〜6話)

ギャングスターズを中心に、大学を舞台として物語は展開します。
このドラマの1番の特徴は1〜6話の前半部分がThirdの視点からの物語で、7〜12話がKhaiの視点に変わる所です。

前半のストーリーは…

大学でも目立つ存在であるギャングスターズの一員のThirdは、同じくギャングスターズの一員で親友でもあるKhaiに出会った頃から片想いをしています。
しかし、Khaiは大学中の女の子に次々と手を出し、短い(一夜限りも)恋を楽しんでいます。
約束をしても女の子とのデートを優先したり、「BLACKPINKのライブに行きたいからチケット(しかも高額)を取ってくれ」と言われて並んだら、すでにどこかからチケットを入手していたり(もちろん彼女と行くKhai)。

訳あって一緒に暮らすようになった2人ですが(Thirdの片想いを知ったTwoの作戦)、彼女が来るから家にいるなとか、Thirdが作ったごはんを彼女にも食べさせてやってくれとか、ついにはKhaiに捨てられた女の子が部屋に乗り込んで来て怒鳴り散らしたりもします。

いや〜、本当にKhai最低!!!

…となるのが前半のThird視点のストーリー。

↑Khaiと暮らし始めた当初はお揃いの食器などを一緒に買いに行ったりして幸せなThirdだったのですが…。

*このシーンに登場したのは明らかにIKEAでしたが、この時買ったお揃いのマグカップはIKEAのものではありません。
物語のアクセントともなるこのマグカップはバンコクのGMMTVで売ってるんだとか。欲しい!
ちなみに先日行ったGMMTV展(↑に記事のリンクあり)でこのマグカップが置いてあって大興奮!…すると同時にしんみりした気持ちに。

その後もThirdの気持ちを試すためにわざと優しくしたりと、数々のKhaiの心ない行動に「もう傷つきたくない」(そりゃそうだよ…)とKhaiから距離を置き、先輩が率いる演劇プロジェクトに参加する事にしたThird。

ここで、Khaiは自分の世界から突然姿を消したThirdに対する思いに気付きます。

というわけで、Part1は以上です。
何かここまで書いてるだけで辛くなって泣きそうになってしまいました…。

ちなみに「Theory of Love」は各配信サイトから観ることが出来ます(10月にCSのアジアドラマチックTVでも放送が始まるそうなので、観られる方はぜひぜひ!)。

↑ちなみに原作は2getherと同じジッティレインさん著。
日本語翻訳版もプリーズ!!