こんにちは。

心と体の健康寿命を延ばす専門家
小嶋美紀です。


今日も関東地方は
ものすごい暑さで、
予想では35℃の
猛暑日くらいまで
上がるようです。


ちょっと外に出るだけで
汗が顔から背中から
ダーッと流れ落ちます。


この汗をかくことは、
体内にこもる熱を放出して
体温を一定に保つためには
非常に重要です。


ただ、汗をかくことで
体内の水分と電解質、
特にナトリウムとカリウムが
失われます。


これが体の水分バランスに
大きく影響します。


体内の水分量が減少すると、
血液の粘度が増し、
血液がドロドロになります。


この状態になると、
血液がスムーズに流れないので、
心臓にかかる負担を増やします。


さらに、
体は水分を保持しようとして
血管を収縮させます。


その血管の収縮は
血圧を上昇させる
原因となります。


このように、暑い時期は
脱水症状が進行しやすく、
それが血圧の変動に
直接的な影響を与えます。


また、汗とともに
ナトリウムが排出されるため、
体内のナトリウム濃度が
低下します。


ナトリウムは
体内の水分保持に
重要な役割を果たすので、
ナトリウム濃度が低下すると
体の水分バランスが
崩れやすくなります。


このナトリウム不足が
さらなる脱水症状を引き起こし、
それにより血圧が
変動することがあります。


また、気温が高い環境での
長時間の活動は
心臓の働きを過度に刺激し、
心拍数の増加を引き起こします。


心拍数が増加すると、
心臓がポンプのように
血液を送り出す力が強くなり、
それが血圧の上昇に
つながることがあります。


また気温が高いと
交感神経が活発になり、
これが血管の収縮を促し、
血圧を上昇させる要因にも
なります。


このように、
暑い時期に体の水分量が
減少することは、
血液の粘度の増加、
ナトリウムの不足、
交感神経の活発化など、
血圧に直接的な影響を及ぼす
複数の要因を引き起こします。


そして
心拍数の増加が重なり合って、
血圧が上昇します。


これらを回避するためには
十分な水分補給が不可欠です!


水分をこまめに摂取し、
適度な塩分を補給することで、
体の水分バランスを保ち、
血圧の変動を抑えてくれます。


休日で、
お子さんやご家族と
お出かけされる方が
多いと思います。


できるだけ
涼しい場所で過ごしながら、
こまめな水分補給を
心掛けていただいて、
血圧の急激な変動で
体調不良にならないよう、
楽しい一日をお過ごしください。