こんにちは。

心と体の健康寿命を延ばす専門家、
小嶋美紀です。


新聞や本などを読むとき、
普通は目で見る、
いわゆる黙読を
していると思います。


目で見ることも
大事なんですが
さらに声に出して音読すると、
脳の機能が活性化するのに
とても効果があります。


音読は、
情報を記憶する過程を
強化します。


声に出して読むことで、
単語やフレーズが
視覚的なものから
聴覚的なものへ変換され、
これが記憶に留まりやすくなり、
記憶力の向上につながります。

 
そして音読は、
集中力を必要とする活動です。


本を声に出して読むことで、
注意力を維持する能力が養われたり、
集中して情報を処理する能力が
向上するので
他の活動にもその効果が及びます。


また理解力の向上にも
効果があります。


音読は
読むペースが遅くなるため、
詳細な情報の処理と
理解の時間が増えることで、
読んでいる内容を
より深く理解することが
できます。


例えば、感情的な内容を
声に出すことで、
その感情をより深く
理解することもできます。


これは社会的な状況や
人間関係においても
役立つスキルです。


そして声に出して読むことは
ストレスの軽減になり
リラクゼーションにも
つながります。


物語の心地よいストーリーを
追うことで、
日常のストレスから
一時的に離れることができます。


脳には分野ごとで
働きが違います。


音読すると、脳のどこが
活性化するでしょうか。


複数が重なっているので、
1つに絞れませんが、

言葉の発声や文法処理、
意思決定などに関わる前頭葉、

言語の理解や記憶の形成、
情報の処理にも関わる側頭葉、

視覚からの情報を処理している
後頭葉など
いろんな脳領域が連携しています。


音読は、
ただ読み上げだけでなく
それ以上の複雑な認知活動となり、
言語、記憶、注意力などの
脳の機能を全面的に活用します。


定期的に行うことで、
認知機能が促進されます。


簡単に認知機能アップできる音読。


是非、取り入れてみてください。