今回の投稿は、

いままでで一番

勇気をもっての投稿です。

 

このブログを始めてから

いつ書こうか

悩んでいました。

 

ちょうどタイミングだと

思ってお話します。

 

決して

 

闘いたい訳ではありません

 

誰かが悪いわけでもありません

 

責められる人もいません

 

3年経って

このような問題について考えていく

病院内部チームも動き出してくれています

 

 

私がここで投稿するのは

こういう世界があるのだということを

知ってもらうため

 

そして、それぞれの立場での

あなたなりの考えと

どうすれば皆が幸せに生きていけるのか

少しだけ考えてほしいと思ってのこと

 

 

 

お話する

タイミングになった関連記事はこちら

まずはこちらからお読みください

 

病院のルールで付き添い入院ができないから病院の都合で身体拘束をするというお話→

 

機転を利かした主治医のお考えと行動

 

 


 

こんにちは

母と子の居場所

ひなたぼっこの家✤mikikoです

 

 

 

我が家の末っ子たけちゃんは

重症で産まれ

本当に多くの

医療従事者の方々の判断で助けられ

医療技術と医療的ケアによって生きてこられました。

 

助けられなければ生きてはいません

それは今も尚変わりありません

 

 

彼は生後8ヶ月間

病院にいました。

 

病院ではいろんなことがありました。

 

その中で1番衝撃的だったこと

 

それは生後4ヶ月のころで

PICU(小児集中治療室)にて

気管切開術をする前のことです。

 

 

 

 

この日

 

面会の時間になり

 

カメラを首から提げ

会える嬉しさで胸がいっぱいの私

 

個室に入った時

 

母親として信じがたい光景を目にしました。

 

 

 

 

 

 

あまりの衝撃に

首から下げたカメラですぐに

写真をとりました

 

 

よく見てください

 

 

耳まで及ぶ

顔の三分の一ほどの太いテープ

(後から聞くと安心させるため、呼吸を少しでも穏やかにする為のおしゃぶりを留めるためのものだそう)

 

 

ぐるぐると巻かれた

自宅から持ち込んだ

ガーゼケット

 

 

その下にはもう一枚

バスタオルが巻かれていました

 

 

お雛巻きとは

程遠い巻き方

 

 

これまでに“泣く”という表現を

あまりしてこなかった

たけちゃんが

 

 

顔を真っ赤にして

声の出ない声を出して

大泣きしていて

 

 

もともと自由には動かない身体

その身体が

ぴくりとも動けないほどきっちり巻かれ

 

 

ほどいたら

汗でびっしょり

 

 

こんなに泣いているのに

側にはだれもいなくて

個室にひとりっきり

 

 

ステーションではモニターで

数値を管理していると言うが

アラームは鳴りっぱなし

 

 

 

 

今すぐにでも連れて帰りたい

 

それができないからここにいるのだけど

 

今すぐに連れて帰ってやりたい

 

助けてあげられなくて

ごめんね

たけちゃん

 

 

 

この4ヶ月の赤ちゃんが

何をしたというのでしょう

 

 

これはこの赤ちゃんを安心させる

安定させるための処置と言えるのでしょうか

 

 

小さなたけちゃんは

おしゃぶりををくわえさせられて

顔にテープを貼られて

喜んでいるようにみえますか?

 

 

からだをタオルで巻いてもらって

安心していますか?

 

 

どうしてこの異様な光景に

誰も変だと思えなかったのでしょう

 

 

母親だからそう感じたのでしょうか

 

 

看護師さんにどう伝えたらいいか

それすらも分かりませんでした

 

 

その日の担当だった看護師さんに

「どうしてこんなことを・・・」

声を絞って聞きました。

 

「こんなに貼る必要はありますか・・・?」

 

「あなた、自分がこうされたら・・・どう・・・どう・・・」

 

涙が出てもう声になりませんでした。

 

 

若い彼女は

はっとした表情になり

持っていた哺乳瓶を落として

たけちゃんのベットの横で割れました。

 

そして、その場からいなくなり

 

清掃の方がきて

 

ベテランの看護師さんに変わりました。

 

 

その後のやりとりは、ここでは全て書きませんが忘れないように事細かに記録してあります。

 

 

ベテラン看護師からの説明では

彼女の処置が適切では無かったけど

でも、よく行う処置ではあること

 

(そりゃ、他のスタッフが何も言わなかったのだからよくあることなのでしょうね)

 

味方をしてくれると思った

それまでお世話になってくださっていた

NICUの医師に相談したら

 

その医師と

看護師長と

小児科医

看護師

数人がベットの周りに集まってきて

 

まさかのこの言葉

 

 

納得されないことはおありでしょうけども

身体拘束の同意書は書いていますよね

方針に同意されない場合は転院してもらっても構いませんが

彼が今ここを出ても

彼の病気をみられる病院は

近くにはありませんよ

 

 

 

そう一言

 

 

看護師のフォローをしたのです。

 

たった一人で受け止めたその言葉

今でもタイムマシンでそこに行って

私は、私を、抱きしめてあげたい

 

途方に暮れました

 

ここに預けたまま病院から去ることが

とても心苦しかった

 

そうするしか出来ない私が

情けなかった

 

命を助けてもらっておきながら

その日ばかりは

たけちゃんは囚われの身だ

そうとも感じました

 

同じ生後4ヶ月の子は、

家族に見守られ

抱っこされ

話しかけられ

おっぱいを飲んでいるに

 

うちのこは…

なんでこんなん…

 

なやみは病気のことだけじゃないんだ

これからいろんな事で悩むんだ

こんなの序の口かもしれん

 

たくさんの人にお世話になるということは

いろんなことをみていくことなんだ

 

身体拘束について考え始めたのは

この出来事がきっかけです。

 

 

そして

絶対この子を幸せにする

そう決めたのもこの日です。

 

 

想像したよりうんと重症で

すぐ帰れると思っていたのが夢となり

 

これからもたくさんの人に、

お世話になっていくということが

分かりかけたときでした。

 

このことがあってから

 

この子は素敵な人と関わっていってほしい

 

たけちゃんに関わる人は

みんなが分かる素敵な人で

その中で生きていってほしい

 

そう思いました。

 

 

だから

発信を続けます。

 

だから

人材育成をします

半端な気持ちではありません

 

地域づくりもしています

たけちゃんが生きていくのは病院ではなく地域であって欲しいから

 

地域や人を変えることは難しい

だから何年も何十年ももかけて

地道にやっていこうとしています。

 

私ができることを

精一杯やり続けます

 

 

 

記録した紙は看護師長さんにもお渡し

持っていてほしいと伝えました。

 

 

私の父の提案で、

個室にはきょうだいが描いた絵をたくさん飾り

毎日、面会の際は感謝の気持ちを言葉にして伝え続けました。

 

 

お腹の中で死ぬかもしれないと言われたときに「生きたいだけ生きたらいいよ」と中絶しなかったのだから、お母さんも精一杯生きるよ。

 

 

少し休んだら?と思われるくらい

バタバタと過ごしていますが、

根っこはここにあります。

 

 

どんな状態でも

幸せに生きてほしいから

幸せに生きたいから

 

環境は変えていけます

そう信じて

 

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母みきこは
小学校の教員を退職した後
一般社団法人日本こども色彩協会
色彩知育®講師として活動しています。
 
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mikiko

 

大阪市生まれ

山口大学教育学部卒業

 

卒業後は千葉県公立小学校に勤務

3人の子を育てる母

 

2019年

末っ子が重症心身障害を持って産まれる。

24時間の医療的なケアが必要な為3年間の育児休暇終了と共に退職し、

現在は3人の子供たちと、おうちで出来る季節の行事や手仕事、遊びを楽しんでいる。

 

2022年

どんな子もどんな人も個性を活かし合える社会を創るため、【みんなで生きるプロジェクト】をスタート

 

末っ子がデイサービスへ行く時間を使って、各種講演会や色彩知育教室・色彩知育資格講座などを開講している。

 

 

 

〘  資格  

 

幼稚園教諭免許

小学校教諭免許

中学校教諭免許(音楽)

 

 

一般社団法人日本こども色彩協会認定講師

べビーインストラクター

上級ファシリテーター

ファシリテーター養成トレーナー

発達色彩知育®コンサルタント

 

 

 

 

 

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