選択的注意 | チョイス・ラーニング・・・素敵な人間関係の中で。。。

選択的注意

Sport Japan vol.73

あらためて「思考×スポーツ」

どう捉え、どう考え、

どう導いてますか?

 

 

愛媛大学教育学部

田中雅人教授の特集より P12

 

一般的に、状況判断の過程には

4つの下位過程

(選択的注意→認知→予測→決定)

があると考えられています。

第一段階の「選択的注意」とは、

目に映る各種の情報のうち、

どこに注意を向け、

何を見るのか、というものです。

ー 中略 ー

つまり、目に映る情報のうち、

そのプレーヤーが重要と思う情報のみ

選択的に受け取り不要と思う情報は

意識にあげないという行動を

無意識に行なっているのです。

 

次にその注意を向けた情報をどのように

解釈・理解するかが第2段階の「認知」です。

そして、スポーツの場合、

「認知」した状況が次の瞬間に

どうなるであろうかを「予測」することで、

適切なプレーを選択することに有利に働きます。

それが、第3段階であり、最後に

最適なプレーと判断を行動を「決定」し、

神経を介して運動器官に情報を伝達する。

こうした情報処理の過程を経て

状況判断が行われています。

 

この4つの過程は、

テニスのプレー中、

繰り返し行われているように思います。

 

「選択的注意」って気になりますね。

調べてみました。

認知心理学の用語のようです。

 

複数の情報があふれているとき、

その中から選択的に注意を向けることを

選択的注意と呼んでいる。

大勢の人がいるにぎやかな場所でも、

自分の名前や自分に関連する言葉、

また相手との会話などは

容易に聞き取ることができる。

これはカクテルパーティー効果と呼ばれ、

選択的注意の一つとして古くから知られている。

 

【参考】科学辞典

 

必要な情報を受け取ろうと

プレー中は、必死なんでしょうね。

それが入り口になって、

予測、認知(私的には反応かな?)、決定

となっているんですね。

 

選択理論では、【感覚のシステム】が

この選択的注意の役割をしているように説明してます。

脳の仕組みは面白いですね。

 

※イラストと本文は関係ありません。

 

 

 

 

 

「テニス上達の鍵は人間関係にあり」

 

今日も共に、素敵な一期一会がありますように。。。

 

頑張ろう!ニッポン!