自分で使ったものは、、、 | チョイス・ラーニング・・・素敵な人間関係の中で。。。

自分で使ったものは、、、

「自分で使ったものは、自分で片付ける」

 

しつけの一つとして、良く言われています。

 

う〜ん、確かに正論だと思います。

 

テニススクールの

ジュニアのレッスン中、

ヒッティング練習後の

ボール拾いの時間があります。

 

「自分で打ったボールは、

自分で集めようね。」

と、コーチは正論を促します。

 

ちゃんと片付けのできる人に

なってほしいという思いが

込められているかもしれません。

 

ボール集めが上質世界にないジュニアは、

集めようとはしません。

コーチが脅したり、罰を与えて集めるように

仕向ける方法もあるでしょう。

でも、それをしても一時的に終わり、

ジュニアの内側では何も変化は起きないでしょう。

なので、私(コーチ)が集めたりしています。

 

そうなると、

「自分で使ったものは、自分で片付ける」

に反しているので、しつけに良くない。

となってしまいます。

まあ、私はお構いなしで集めちゃいますが。。。

 

また、ジュニアの中には、

「僕が打ったボールはこれだけだよ。」

と、正に自分の打ったボールの数だけ

集めるジュニアも出てきます。

ふむふむ、確かにそうかも。。。

 

ボールを集める時間は、

みんなで力を合わせる(協力する)時間

自分が打ったボールじゃなくても、

みんなで打ったボールだから、

みんなで集める時間。

 

利他の精神を育むことが

できるかもしれません。

利他の精神を持っている人は、

前野隆司先生の研究によれば、

幸福度が高いそうです。

 

強制からは、受動的な行動しか生まれません。

共生からは、能動的な思いや行動が

生まれくるように感じます。

 

実際、ジュニアに代わって

私が集めちゃったとしても、

そのジュニアが成長し、指導者になったとき、

ボールを集めや後片付けを

自主的にするようになっています。

そんな現場を何度も目撃しています。

 

「自分で使ったものは、自分で片付ける」

から、

「誰かが使ったものも、みんなで片付ける」

へ、シフトしていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

「テニス上達の鍵は人間関係にあり」

 

今日も共に、素敵な一期一会がありますように。。。

 

頑張ろう!ニッポン!