9月に次女が結婚しました。
ブログにも書いてましたが…
台風が心配されましたが、ノロノロ台風であったため、交通機関の影響もなく、無事に式、披露宴を終えることができました。
幸せそうな娘を見てると、とても嬉しく思いました。コロナ禍で、結婚式を挙げてよいものか…という心配もふっ飛びました。 

今回は、その挙式で嬉しかった配慮、そして、こんなサービスがあったんだっていう驚いたこと等…書いていきたいと思います。

母のことに関して…
要介護5であり、嚥下障害のある母、そして、コロナ感染後でもありました。
車椅子に移乗する時は、血圧を測ってから。たまに、上が60台のときもあるため、低いときは足を挙げて寝かせて上昇してから起こしてます。
そして、車椅子に座っても足の血流が悪くなり、足先が紫色になります。なので、リクライニング車椅子を借りて、足を挙げたり、寝かせたりできるようにしました。これも、福祉用具の利用ができたからこそ。嬉しいことです。

食事の介助、オムツ交換、更衣、移乗、口腔ケア等々…母にはたくさんの介助が必要です。
結婚式当日は、全て私がするわけにもいかず、娘達も次女は花嫁、長女は1歳の子供がいるし…
どうしようと考えてたとき、訪問看護師さんから自費ナースというシステムを紹介されました。
式や披露宴の間、母を見ていてくれます。今回は、母がコロナ感染後にむせの症状がでてきたことで、吸引器持参することになり、何かのときは吸引が必要になります。なので、主治医から指示書を出してもらっての依頼となりました。
結婚式は初めから出席できたし、家族写真も撮れました。
写真のように、一番前の席で、結婚式に参加できました。オルガンのそばで、ずっと手を組んでお祈りをしていた母の姿が何とも美しかったです。

この自費ナースさん、バイタルから食事介助、移乗、移動と、大変お世話になりました。とてもよいサービスです。

結婚式には、健太も写真で参加。
家族写真にも参加。
そして、披露宴にも…テーブルに置かれた健太の写真に、どなたかオレンジジュースを供えていただき…
それは、とても嬉しかったです。

そして、嬉しかったのは、ホテルのサービスです。
前もって、母のことはプランナーさんにお話してました。
娘が家族一同、前日から宿泊の予約を入れてくれてました。母の食事は持ち込みのペースト食、ウエディングケーキのみ食するけれど、お部屋での希望。
なので、披露宴が終わるまで、チェックアウトを延長してもらうことに…
主治医の先生から言われていた、万が一のとき救急搬送するのかどうか等…
結婚式のとき、チャペルへ入るとき、車椅子が通るのかどうかや一番前の席で参加できるのかどうか…前日に車椅子を持っていって確認しました。

当日は、娘が母にいてほしい場面を指定していて、その時間に間に合うように、スタッフのかたが、お部屋の看護師さんに連絡してくれました。
退場して、お部屋に行くときも、混雑の時間を避けて早めに知らせてくれました。
ケーキも、準備ができたら、お部屋に持ってきてくれたそうです。

私たち夫婦にも担当の方がついてくれて、各テーブルへのお酌挨拶のリードをしてくれました。

そして、私たち家族の人気者!
子供たちと同じ幼稚園の、お友だちのお母さん…いわゆる私のママ友が、娘の介添えをしてくれました。
日にちと場所を聞いて、その日に仕事を入れてくれたみたいです。しかも、少し前まで、病気で休職中だったにも関わらず、娘の挙式に合わせて復帰してくれました。ありがたいし、嬉しいです。
幼稚園の役員時代から、20年以上のお付き合いです。彼女からたくさんのことを教わった気がします。
肩の力を抜いて生きること…私が生活の中で、いつも面白いことを探す癖がついたのも彼女のおかげです。
楽しく過ごす方法を簡単にみつけることができる人!いつも笑いが絶えない人!
出会いに感謝です。

楽しく結婚式を挙げることができたのは、全て、結婚式のスタッフさんや、まわりの人たちの協力のおかげです。

そして、母の今…
孫や曾孫の名前を覚えました。
面白い会話もできます。
「ばあちゃん!」と呼び掛けると、「わたしゃばあさんやないよ!」と、怒ります!笑
娘夫婦が「また来るね!」と言うと、「もうこんでいいよ!」と言います。笑。まるで、漫才ですが…
少し前の母、施設にいるときの母からは、考えられない姿です。

ベッドから車椅子に移乗する時は、しっかり立たせ、あえて車椅子を近づけずに一緒に何歩か歩いて座らせます。少しでもリハビリになればと必死です。
結構、しっかり、立てるようになりました。

結婚式で、娘が私たち親に対する手紙を読んだとき、嬉しさと同時に驚きもありました。そんなふうに、親に感謝の気持ちがあったんだなぁって…
次女とは、女同士、結構きついことも言われていたからですね…
尊敬する人がお母さんって言ってくれてたのには、ほんとビックリでした。
これから先、何があっても、家族仲良くしていたいなって思いました。

まとまりのない文章になりましたが…
今日も明日も、介護しながら、仕事も頑張ります!