今日は12月26日。

 

家の近くには今年最後のマルシエが立っています🎄🧀

 

クリスマスは家族で、カウントダウンは友人と、と言うのがフランス人の年末年始の過ごし方の主流なので、マルシエもなかなかの人出です。

 

本当なら12月のパリは1年のうちで一番華やかな時期。

パリのシンボルの一つであるオペラ座の公演もとっても盛り上がるはずなのですが、今年は大規模なスト、そしてやれやれと思いきや次はコロナ、と本当に本格的な公演はほんの少ししかありませんでした。

 

 

こちらはちょっと寂しげなオペラ座の横顔です。

 

なぜ正面ではないかと言うと。。。

レストランが営業できないのでテイクアウトのハンバーガーなんかを階段で座って食べている人がワンサカいて、

朝夕の収集では追いつかない量のゴミが溢れていました。

こんなところにもコロナの影響が。。。

 

ゴミ、持って帰ってうちで捨てるとか、スペースあるゴミ箱に捨てよ〜💧

 

9月に入って少し、主役級のダンサーたちによるレパートリーの抜粋公演はありましたが、ほとんどのダンサーは舞台にも立てない厳しい年でした。

もちろんオペラ座以外の全ての舞台関係者がです。

 

私も3月に踊るはずだったのですが、まさかの公演前日からロックダウンに入り、11月に延期。さらにまた延期。。。残念ではありますが、まずは元気に踊れる身体があることに感謝です!

 

コロナの影響は世界中が受けていますが、フランスは昨年から黄色いベスト運動、大規模スト、そしてコロナ、と1年以上通常の暮らしができず、ずっと止まない嵐の中にいるような感覚ですね。

 

昨年11月の黄色いベスト運動の時は、危険回避のためメトロの主要駅は毎週末閉まっていたので、私のクラスにも来れない生徒さんがいましたが、これはまだマシで。

ストの時はさらなる試練が待っていました💧

 

日本ではあり得ないので実感すらわかないと思いますが、とりあえず日本人の私の感覚では全く意味不明でした(フランス人ですらあり得ないと言ってましたけど)。

 

現実は変わらないので、いかに時間と労力(肉体労働ですからレッスンの前後はできるだけ歩きたくない)を短縮して目的地につけるか?と毎日交通マップを見て淡々と日々をこなしていました。

 

まともな交通手段が限りなくゼロに近い状態だったので、

メインの移動手段は歩き、または自転車。または動いている線を確認して遠回りを承知で乗り継ぎ乗り継ぎしてなんとかしのぐ、と言う生活が1ヶ月以上続きました(長すぎて覚えてません😂)

 

生徒さんは激減かと思いきや、以外にそうでもなくパリ市内に住んでいる人は仕事の後にレッスンに来て、皆さん頑張って歩いて帰っていました。私も😭 です。中には自転車で行き帰り2時間という生徒さんもいました。

 

バレエのクラスは、厳しい現状の中のオアシス的な感じだったのだと思います。お互いに支え合って乗り切った、と言う感じですね。

 

そして極め付けがコロナちゃん。

2度目のロックダウンに入って間もない11月に、私のホームグラウンドであるエレファント・パナムの完全閉鎖。

 

波乱万丈の一年でした。日本ではなかなか経験できません 苦笑

 

今年は本当にみんなが頑張った年でした。