5月も終わりをむかえようとしていた頃、痛み止めの貼り薬があまり効かなくなってきました。
ベッドの上で、三つ指をついて頭を下げるような姿勢が増え、先生に相談いたしました。
先生曰く、今使用している4.2mgを1つ上の規格にするにあたり、8.4mgを1枚貼るよりは、4.2mgを2枚の方が効き方がマイルドだと説明してくださいました。
沢山の患者さんのデータから、その方がいいとのお話でした。
少しお薬代が上がってしまいますが、よろしいですか?
細かく確認してくださいます。
先生のご判断で構いません。

病院で使用している、貼り薬の上に貼る防水テープが優れていて、看護師さんにテープの名前を伺い、知り合いに頼み購入することが出来ました。
市販の物は、小さかったり防水機能がイマイチで、入浴時に剥がれてしまって困りました。

6月、7月と特に変化も無く、転移も無く
く。食べるとお腹を壊してしまう事は、ロペミンでは思うようにコントロール出来ず。
先生にロペミンについてご相談しました。
先生がロペミンは腸の動きを止めてしまうので、お食事の途中で服用してみて下さいと。
とても細かく説明してくださいます。
エンシュアリキッドは、飲んだり飲まなかったりしていました。
体調が良いと、急にフライが食べたい!
チキンラーメンが食べてみたい!と言い、買ってくると嬉しそうに食べていました。ビックリです。
抗がん剤の治療をしていると、味の濃い物が欲しくなる人が多いと聞いた事がありました。多分、母もそうだったのでしょう。
母がカップラーメンを食べている姿は、後にも先にもこれが初めてだったので。

大好きだった珈琲が突然飲めなくなり、また突然飲めるようになり変化に驚く日々が増えてきました。

あれ?何か病気良くなってるの?と私が思ってしまうほどの時もありました。

半年と言われた余命から1か月が過ぎ、このままガンと共存して生きていくのも有りでは無いかと勝手に思う私がいました。
幸い転移も無く過ごせてきてます。
小さくならなくても、このままで充分。
歳もとりますから、細胞も活発ではなくなるので急に悪化はないかなと。
母は62歳です。 

奇跡のお水は、暑くなるにつれ、積極的に飲むようになりました。
味もないお水、白血球が下がらないのは、もしかしたらこのお水のお陰かしら?と母が。病も気からです。
少し痩せて来てしまい、次回の診察時に先生にご相談しようと考えていました。
お薬に副作用で体重が増量するものがあり、その副作用を逆に使うというパターンがある事を知りました。
痩せる薬はあっても、太る薬は無くて。
先生は、きっとそんなに効果ないですよ!と言いそうですが、相談、提案して1日でも長く生きていて欲しいと願うばかりです。

暑い夏がやって来ます。
もう少し生きていて欲しい。


続く(4/14へ)