自宅に戻り、精神状態は落ち着き始め、少しずつ日常生活に戻りました。
毎週1回通院での治療、早く行き血液検査をし、白血球が下がっていなければ治療を受けられます。
せっかく行っても、治療が行えない日もありました。
背中の痛みも、痛み止めの貼り薬が段々と効かず、規格を1つあげてもらうようになりました。
背中に貼っていたのですが、母曰く、膨満感が凄いと。
では、腕の肩の下辺りに貼付してみる事に。とにかく痛みが始まると、自分は病気だという事を思い出し、前向きになれなくなるとのお話を担当医から聞きました。痛みが無ければ、病気だと忘れる時間もあるからと。
痛みは我慢せず、直ぐに言って下さいね!とのお言葉でした。
自宅に戻って、ベッドの上で、三つ指ついて頭を下げるような姿勢で過ごしていました。この姿勢が楽なのよ!と。
常にその姿勢で、私の目に焼き付きます。
珍しく気分が良い日、美容室へ行くと言い始め一緒に行きました。
気分転換になったようで、近くのスーパーに寄って食べたい物を買い、驚くほどに元気に見えました。
こんな日もあるんだなーと思いました。
病院に居てくれた方が安心ではありますが、本人の心は悲鳴をあげていて、家族の思い=本人の気持ちでは無いように思えます。
5月に入り、引き続き抗がん剤治療。
担当医に母の治療中に呼ばれお話が。
このまま辛い治療をして、食べられ無くなったりしていて、元気な細胞まで影響し、この先続けていく事に疑問を感じているとのことでした。
先生、もし先生の御母様が私の母のような状態になってしまったとしたら、どう判断されますか?と尋ねました。
先生は、僕なら痛みだけはとって、抗がん剤治療はもう止めるかもしれません!と。
私の考えと相違です。
少し考えさせて下さいと御時間をいただく事にしました。
その間は、継続して抗がん剤治療をお願いしました。
母が同じ空間にいて、パソコンで色々調べるのも容易では無く、夜な夜な調べ、サードオピニオンを受ける決断をしました。勿論、母には内緒です。
同じ考えのドクターに巡り会える事が第一です。
調べているうちに、胆肝膵の神の手をもつと言われているドクターに辿り着きました。コンタクトをどう取るか考え、そのドクターにメールを送る事が出来たのです。奇跡的な出来事。
御返事をいただき、一度お話を伺います!と。ありがたい事です。
次の問題は、今お世話になっている担当医にどう話、資料をお借りするかです。
今の先生が嫌になったとかでは無く、他の先生のご意見も聞いてみたい気持ちが正直なところ。
担当医のご機嫌をそこね、今後の治療に影響する事が私は恐かったです。
残り少ない母の時間に、焦りもありました。
次の外来の時、担当医に話してみようと決めました。
続く(4/10へ)
毎週1回通院での治療、早く行き血液検査をし、白血球が下がっていなければ治療を受けられます。
せっかく行っても、治療が行えない日もありました。
背中の痛みも、痛み止めの貼り薬が段々と効かず、規格を1つあげてもらうようになりました。
背中に貼っていたのですが、母曰く、膨満感が凄いと。
では、腕の肩の下辺りに貼付してみる事に。とにかく痛みが始まると、自分は病気だという事を思い出し、前向きになれなくなるとのお話を担当医から聞きました。痛みが無ければ、病気だと忘れる時間もあるからと。
痛みは我慢せず、直ぐに言って下さいね!とのお言葉でした。
自宅に戻って、ベッドの上で、三つ指ついて頭を下げるような姿勢で過ごしていました。この姿勢が楽なのよ!と。
常にその姿勢で、私の目に焼き付きます。
珍しく気分が良い日、美容室へ行くと言い始め一緒に行きました。
気分転換になったようで、近くのスーパーに寄って食べたい物を買い、驚くほどに元気に見えました。
こんな日もあるんだなーと思いました。
病院に居てくれた方が安心ではありますが、本人の心は悲鳴をあげていて、家族の思い=本人の気持ちでは無いように思えます。
5月に入り、引き続き抗がん剤治療。
担当医に母の治療中に呼ばれお話が。
このまま辛い治療をして、食べられ無くなったりしていて、元気な細胞まで影響し、この先続けていく事に疑問を感じているとのことでした。
先生、もし先生の御母様が私の母のような状態になってしまったとしたら、どう判断されますか?と尋ねました。
先生は、僕なら痛みだけはとって、抗がん剤治療はもう止めるかもしれません!と。
私の考えと相違です。
少し考えさせて下さいと御時間をいただく事にしました。
その間は、継続して抗がん剤治療をお願いしました。
母が同じ空間にいて、パソコンで色々調べるのも容易では無く、夜な夜な調べ、サードオピニオンを受ける決断をしました。勿論、母には内緒です。
同じ考えのドクターに巡り会える事が第一です。
調べているうちに、胆肝膵の神の手をもつと言われているドクターに辿り着きました。コンタクトをどう取るか考え、そのドクターにメールを送る事が出来たのです。奇跡的な出来事。
御返事をいただき、一度お話を伺います!と。ありがたい事です。
次の問題は、今お世話になっている担当医にどう話、資料をお借りするかです。
今の先生が嫌になったとかでは無く、他の先生のご意見も聞いてみたい気持ちが正直なところ。
担当医のご機嫌をそこね、今後の治療に影響する事が私は恐かったです。
残り少ない母の時間に、焦りもありました。
次の外来の時、担当医に話してみようと決めました。
続く(4/10へ)