フジモン | K氏の無料診療所

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私のしょうもない日常を随時紹介中!

最近、フジモンが僕に何かと聞いてくる。


ここ最近は、パソコンの使い方をよく聞いてきた。


パソコンに関しては、僕は日常的には使えるくらいで、大して詳しくはないのに、


どういうわけか、この時代に、僕の周りにはコンピューター疎い人が多くて、僕にいろいろ聞いてくる人も、それに比例して多いのだ。


ところで、フジモンは、僕にモノを尋ねるのに、間に人を挟んでいる。


その、間に入っている人のことを、僕はよく知らない。


ただ、とにかく、人を挟んで、伝言ゲームの様に聞いてくるのだ。


伝言ゲームというより、「通訳を挟んでいるように」、の方が適切かもしれない。


そういうわけで、僕はフジモンと直接的に話をしたことはない。


そして、今朝は僕に、お弁当の作り方について、いろいろと聞いてきた。


最近僕が、会社に行くのに弁当をよく作っているということを、誰かに聞いたのだろうか。


きっと、いつも間に入ってくるあの人が、そんな情報を流したのだろう、と僕は思った。


そして、僕は、「どんな弁当をつくりたいの?どこに持っていくの?」と、その人に聞いた。


聞くと、どうやら彼は、今度 奥さんになったユッキーナとピクニックだかに行くのに自分でお弁当を作りたいらしい。



僕は、

「ピクニックに行くなら、現地で温められないから、冷えてもおいしく食べられるものが良いこと」と、「塩味を少し濃いめにすること」をまず彼に伝えた。


それから、

「持ってしばらく歩くだろうから、汁っけの出るような炒め物や煮物なんかはあまり好ましくない」ということを伝えた。


彼は「なるほど」という顔をしていたが、何か作ろうと決めていたものが、僕の言った内容に該当したのだろうか、少しさみしそうな表情を浮かべているようにも見えた。

そこで、「まぁ、二人で楽しく食べられれば、多少崩れたっていいともうよ、別にプロのお弁当屋じゃないんだし、一番大切なことは、そんなことじゃない」と一言、付け加えた。


すると、彼は途端に、うれしそうに、「そっか、そやな。ありがとう」と、


ついに僕に直接語りかけてきた。


と、いう しょうもない夢を見た。