日曜日の郵便局でのできごと。
「ラッキー♪」と思ったことって、
案外、誰かがくれたものかもしれない
というお話。
出したい郵便物があって、郵便局へ行った。
休日は結構並んでいることが多いけれど、今日は?
中へ入ってみると、テーブルで作業している人だけで、
窓口には並んでいない。
――― と、今手続きしている人の後ろへ行こうと周りをよく見たら、
テーブルを囲んで足跡が貼ってあった。
しかも、窓口でやっている人の次の人の位置は、
通路を挟んで離れていた。
あれま、ここが次の順番の位置だったのね。
マスクしてるなら離れている必要がない気がするが。
そして、間隔を守って並んでいた。
次が私の番。
行こうとすると、
駆け込んできた女性が脇目も振らず、窓口へ行った。
え?
まぁ、ちょうど窓口は空いていて、
待っている私たちはずーっと離れているんだから、
慌てて入ってきて周りを見なかったら、
そりゃ、「誰もいない、ラッキー」ってなるよね。
こっち、全然見ないんだもの。
気が付かないよね。
対応している郵便局の人も、引っ込んだ窓口の向こうにいるので、
順番抜かしたのなんか見てないよねぇ。
なんだかな~。
嫌なもんだわ、ソーシャルディスタンスって。
名前だけお洒落だけど、
お互いをバイキン扱いしてるようで、凄く嫌なシステム。
それはさておき。
「次は私ですよ、みんな並んでいますよ」
って、声掛けようかなと思ったけど、
今日は二人で窓口こなしているみたいで処理が速いし、
次の順番だから待っていても大したことない。
良いや良いや。
後ろで並んでいる人も、文句を言う人はいなかった。
もしかして、
割り込みだって気づいてないのかも。
割り込んだ人はすぐに処理を終えて、
こちらを見ずに駆け出していった。
良かったね、急いでいたみたいだけど、すぐ終わって。
こんな光景を見て、
自分が「ついてる!」って思った出来事が、
誰かが譲ってくれたり、
見逃してくれたりしたことの結果なのかも。
なんて思った。
誰かさんに感謝、忘れないようにしよう~