バキッ

ベリッ

 

突然家の壁が剥がされ、周囲が明るくなった

 

美味しいものを食べ、ゆっくり寝て過ごす

そんな平安な日々が、一瞬で崩れた

 

 

大量の水が押し寄せ

急な流れに押し流されそうになった

 

オレは必至でつかまった

 

いや、もう水の底なのか?

 

 

何度も何度も

渦がオレを襲う

 

だ、だめだ

もう

限界だ

 

おれは力尽きて

ゆっくりと水の底へ沈んでいった 

 

 

沈みながら最後に見たものは

水面の向こうにあるオレンジ色の太陽・・・なのか 晴れ

 

・・・・・・

 

 

 

さて、お湯が沸いたからカリフラワーを茹でよう

 

おやまあ! こんなにおっきな青虫君がいたのね びっくり

気が付いたらお庭に出してあげたのに

 

しょうがないわね

ぽいっ 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、よく見たら

葉っぱの茎子ちゃんだった

 

よかったぁ。。。 照れ