2017年6月22日の午後。


左胸全摘出同時再建手術。


女性にとって幾つになっても胸や子宮を失うことは、悲しいものです。

どこで、その悲しみと折り合いをつけるのか?

それは人それぞれ。

私は…。


命=歌うこと


胸を失うことと、命…どちらを取るのか?

主人は私のことを思って最後まで主治医の土井先生に温存は難しいのか…を聞いてくれていました。


2㎝ちょっとの球体の「がん」が2つ。

乳頭の裏にも10年以上前からあるであろう「がん」が見つかっての全摘出。

幸いにもがんが大胸筋まで達していなかったのもあり、麻酔の回数を減らしたい、入院する回数も減らしたい気持ちがあり、「ホルモン治療になりそうです。」に賭けを打っての同時に乳房再建を。


乳房再建を考えたのは、歌うって体のバランスがとても大切。 片方の胸を全摘出すると体のバランスが崩れるかな?…と想像し、乳房再建手術を決めました。





    ✴︎左胸全摘のため、術側の左手に印を。


術中にクラシックの曲を流して頂けるようにリクエスト! が、『ヒーロー』に変わっていたようです😍

翌朝、土井先生が「あの曲いいわね! 手術中ずっと聞きながら手術していたの!」と。


95%成功だよ…と主人から聞いてホッとしたら、睡魔が凄くて眠ってしまった。


100%じゃないの?

って思われる方もいらっしゃるかな?

乳がんは術後の治療が長くなるので、100%成功ではないの。


手術した夜。

大変ショックな速報が携帯に届いていました。

それは、同じ乳がんで闘病を続けてらした小林麻央さんが永眠されたことを告げている速報でした。

時折ブログを拝見していましたので、『いのち』について改めて考えさせられました。