2017年4月17日に生検の結果、悪性腫瘍…「乳がん」であることを担当の先生から告られる。
いわゆる、『乳がん告知』です。
今、振り返ると、告知を受けた時の心情は泣きたいけど、この先のことを考えると泣いている場合じゃないぞ! と思ってた。
先生の言葉を受け止めるのが難しい。
遠くに聞こえる。
でも、先々の話しへと進んでいく。
乳がんはサブタイプがわからないと治療に進めない。
悪性腫瘍ではあったけど、この時点ではサブタイプの結果が出てなかった。
なので、治療には進めない。
そこで、先生からのアドバイス。
サブタイプによっては放射線治療になった場合、毎日藤沢から東大病院まで往復2時間かけて通うことになるため、術後の体力のない中での通院は医師として勧められないので、住まいから近い病院を探しましょう…ということで、2〜3病院を探してくださった。
告知を受けた時から、先のことを考えなければならない!
聞きたいことはあったのだろう。
でも、先々のことで脳がぐるぐる回ってる。
そんな感じだった。
番組の健康診断で見つかった『乳がん』。
ディレクターさんは病院内での撮影が出来ないため、
病院の外で私の診察が終わるまで待ってらした。
開口一番、私は「いいお知らせじゃなくて、ごめんなさい。 やはり乳がんでした。」と。
そして、「これから先のことを早急に考えて答えを出してますので、番組としてもお考え頂いてどのようになさりたいかも考えて頂けますか」とお伝えして、私は東京駅に向かった。
(あっ、最初の投稿のお写真で告知を受けた日。…なんてアップしてましたが、ウソをついてます🤣
あの写真は東大病院に初めて診察に行き、生検を受けた日。 でも、あの日も「悪性腫瘍ですね…。」とは言われてました。)
事務所の社長に車で東京駅まで送っていただく車中では、現実を受け止めるしか私には方法がないことを悟り…、「私なりにいろいろ考え、番組のこと、これからの仕事のこと、病院のことなど結論を出します。
少しお時間をください。」と言うようなことをお伝えした記憶が…。
東海道線にはグリーン車がある。
こんな時は非常に助かる。
お昼間だったので、車両には私以外にお一人。
空いているのは都合がいい!
座ってボーっと窓の外の景色を眺めながら、『なんで私が…、どうしたらいいの?』 と思うと涙がとまらなかった。
泣きならも俯瞰で見てる私は、「藤沢駅に着くまでに番組を降りるかどうかの結論を出そう。」と片方では思っていた。
まずは、番組のこと。
告知を受けたからと…降りるのか?
私はずっと『皆んな、いろんなことがあっても頑張ろ!!!』って「Hero」を歌ってきた。
神様はそんな私に何か伝えようとしているのか?
様々なことを考え、大船駅に着いた頃には公表することを決めかけていた。
もうすぐ藤沢駅。
さぁ、どうする!
藤沢駅に到着。
勇気を出そう!
公表しよう!
改札口を出てすぐに事務所に電話を。
番組の制作の方に「乳がん」である旨を番組内で伝えて頂いても大丈夫である旨と今後はどのようにすればいいのかを話し合って頂くことにしました。
駅から自宅までの帰り道。
いつもならお魚屋さんに寄って夕飯用に買って帰るのですが、とにかく家に帰って落ち着こう…と、はや歩きで帰った。
あっ、そろそろ出かける支度を!
続きは明日に🌸
#こちらは乳がん以外の情報も。