メンタルコーチ横山です。

よく指導者がこんなことをいいます。
「選手の自主性に任せていますから」
自分で考えて、自分で決めて、行動する・・・・

それは「主体性」ですよねとつっこみたくなる。

まあ、選手が、自分で考えて、判断して取り組むには変わりないので、言葉に振り回される必要もないですが・・・

●「自主性」とは、人に言われる前に行動することです。

例えば、
・監督が挨拶する前に、挨拶するとか
・グランドにゴミが落ちていれば、率先してゴミを拾うとか
・計画通り練習をすすめるとか


「やれと言われて動くのではなく、自分でやろうと思ってやれ」ということです。

自主性が見られない人は

そもそも、そうすることがあたり前だと思っていないかもしれません。
なぜ、そうすることが大切なのか?するとどうなるのか?しないとどうなるのか?ということがわかっていない場合もあります。

それならば、先に具体例を挙げて伝えておくことが必要になります

例えば、
トイレの掃除
トイレの掃除を適当にやると、汚れがひどくなって、なかなか取れなくなる
でも、毎日、しっかりやっていれば、綺麗な状態を維持することができる。
これは、君たちの練習と同じだ、いいかげんにした練習は、いい加減な技術しか身につかない。でも、しっかりとした練習は、確実な技術が身に付く。
とか、
心にも例えて、心を磨くことをやめると、どんどん汚れがひどくなってきて、取れなくなってくる。
でも、毎日、磨いていると、どんどん綺麗になっていく。
とか

基本は、何か選手に行動させるときは、言葉で何故する必要があるのか理論的に納得させて、指導者の行動で、感情的に納得させる。
選手自ら体験してみることで、腑に落ちる。
続けることで、習慣化される。

自主性を高めるには、指導者の根気と努力が必要ですよね。