「待つ」というのは

何もしないでいいようでいて

 

時に、難しい。

 

 

ちょっと心配な友人やら

パートナーやら

病気の家族やら

仕事上のちょっとしたトラブルやら

 

気にかかる人や案件があった時に

 

どうしても気持ちが捉われたり

何か言ったり行動したりしたくなってしまう。

 

 

どっしり構えて待つ方が難しいキョロキョロ

 

 

頭ではわかっているつもりだけど

「待てない」という事は

「信じていない」という事だ。

 

目の前の人や物事が

大丈夫であると信じていないという事だ。

 

 

もし変化したいなら

その人の力で変わってゆけるし

 

ずっとそのままで、今のままでいたって大丈夫、と

 

信じていないという事だ。

 

 

○○○

 

今日、本屋の1階で待ち合わせをしていた人から

「電車の遅延で遅れる」と連絡があった。

 

はいはーい、と思いながら

じっくり本を眺めようと2階に上がり

 

なにげなく手にとった料理本に

 

『自分を待つのです。

本当の自分が現れてくるのを待つのです』

 

と書いてあった真顔

 

料理本ですけど・・・滝汗

 

 

私がいつも待つことができなかったのは

私がいつも信じていなかったのは

 

目の前の「何か」ではなく

「私自身を」だったのだ。

 

 

 

今日観てきた映画「日日是好日」でも

素敵なシーンがたくさんだったな。

 

いつもいつも同じことの繰り返しのようでも

5年10年20年と続けていくうちに

 

いつの間にか

手が自然と動くようになったり

水の音の違いを聴き分けられるようになったり

 

以前には理解できなかったようなことも

 

すんなり受けとめられたり

感動したりできるようになる。

 

 

夏の暑さ

秋の物悲しさ

冬の冷たさ

春の優しさ

 

怒り悲しみ

美味しい嬉しい楽しい

 

 

日々、目の前のことに対して

五感を使って

全身でその瞬間を味わう

 

そして

自分を待つ

 

 

映画に影響されて

今日のおやつはお抹茶セットにしましたよ。

 

こういうおやつも

子供の頃は楽しめなかったなぁ照れ