さて、ここからはGW中の鎌倉巡りです。

主要観光地込みなので、GW谷間の平日を狙って混雑回避。

まずは北鎌倉駅から横須賀線の北側を大船方面へ進んだ右手にある八雲神社へ。


長い階段を上がったところに拝殿がありますが、石造物は見当たらず。

一段下を回り込んで行くと、多くの石造物が並んでいました。

光線が悪いので、この画像は奥の方からのものです…

まずは一番拝殿よりから。

寛政12年の文字庚申塔で猿は正面の一匹のみです。

続いても文字庚申塔ですが、こちらは三猿揃っています。

建立年はわかりません。

もう一基文字庚申塔ですが、こちらは文字だけ。

寛政8年建立です。

文字庚申塔三基ですが、バラエティに富んでます。

鎌倉地区では少数派の青面金剛庚申塔が並びます。

六臂それぞれ持ち物がありますが、建立年は不明。

頂部から判断すると笠塔婆が付いていたのでしょうが、見当たりません。

こちらは合掌六臂青面金剛庚申塔で猿は三面に配置されています。

建立年は享保12年です。

鎌倉地区に多い、文字青面金剛塔です。

嘉永2年の建立です。

こちらも文字青面金剛塔ですが、板碑型です。

裏面に万延元年の銘があるようですが、

現地では背面にスペースがなく、確認できませんでした。

市指定有形民俗資料の寛永5年建立の文字庚申塔です。

画像では見えないと思いますが、主尊の部分には、

「奉供養庚申祈願成就也」と彫られています。

隣にあるのは、文字地神塔で文政11年の建立です。

なかなかの達筆です…

個人的には、ここの庚申塔群での一番なのが、この文字庚申塔。

いかにも鎌倉の典型という感じの頂部に猿のあるタイプで、安永2年の建立です。


「言わざる」ではなく、桃を食べているという理解でいいのでしょうか。

状態も良好ですし、高さも手頃で、じっくり堪能できました。

最後は、文字青面金剛塔で天保15年の建立です。

地神塔を含めて11基。

まだまだ、北鎌倉駅脇の一箇所目なのです…