続いては御霊神社です。

江ノ電を挟んだ向かいに拝殿があります。

道しるべ

鎌倉権五郎影政を祀った神社で、境内には盛り沢山の見所。

嘉永3年の大鳥居が保存されていたり、大木クスノキあり、

境内社にも説明が加えられており、とても書ききれません。
道しるべ

拝殿の右手奥にずらりと並んだ庚申塔群です。

全て庚申塔でその数12基。

市の文化財指定も2基あるという圧巻です。
道しるべ

なので、分割することにします。


奥から、文化財指定の延宝元年建立の笠塔婆型青面金剛庚申塔です。

大型ですし、笠塔婆型なので、風格があります。

三猿は正面以外の三面に分散配置されています。
道しるべ

隣は舟形の青面金剛庚申塔で、正徳4年の建立です。
道しるべ


板状の文字庚申塔ですが、銘がなく建立年は不明。
道しるべ

続いては青面金剛庚申塔で、享保8年の建立です。

道しるべ


波が描かれているせいか、猿の配置が変わっています。

おまけに中央の猿は「言わざる」でしょうが、肘をついて寝そべっているように見えます。

海岸近いので、波乗りしているのでしょうか?

道しるべ


梵字と「庚申」の二文字だけの板状の文字庚申塔。

これまた建立年が不明。
道しるべ


もう一つ、同様の形ですが、こちらは「庚申供養塔」と書かれた文字庚申。

天保9年の銘が裏面にありました。
道しるべ


これで半分の6基。まだまだ後半に続きます。