さて、帷子川の対岸になりますが、正福院入口交差点に石造物が並んでいます。


道しるべ
ここは、かつて杉山社があったところで、跨線橋設置に伴い神社は移転しましたが、石造物はそのまま神社跡地に置かれているそうです。


まずは、右端の地神塔です。

文化9年の建立ですが、状態はよく、地神の力強さを感じます。
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側面に「齊上地神」とあります。

「堅牢地神」は見慣れていますが、何でしょうか…


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中央の背が高いのは、出羽三山供養塔で安政2年の建立です。
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最後は、聖観音庚申塔で寛保2年の建立です。

最初は青面金剛かと思いましたが、二臂ですし、蓮華のようなものも彫られています。
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そして、こちらが正福院です。


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小田原北条氏より、「仏向山」の号を許され、集落にもその名が付いたそうです。

大きな二本の木は樹齢300年と云われる銀杏の木です。

11月中旬なのに、まだ色づいていませんね…