肺がんだった父。余命2ヶ月と宣告されて -4ページ目

肺がんだった父。余命2ヶ月と宣告されて

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翌日のお通夜、日曜日の葬儀、たくさんの方が父のために集まってくれた。

父が亡くなってから2日間、とてもあわただしくあっという間に過ぎた。

私が買ってきたらたくさん食べてくれたサラダ巻きをお通夜の日にお供えしたら、2回目もまたたくさん食べてほしいとの思いで買って行った時には飲み込むのがやっとで、涙目になりながら苦しそうに飲み込もうとしていた父を思いだし、涙が止まらなかった。


葬儀の日、斎場に運ぶ前に子供たちの書いた父の似顔絵、そして父が仕事の時に使っていたネクタイを入れてあげた時の切なさ…

火葬場で、最後に父の頬に触れた時の冷たさ…

一生忘れられない…




葬儀の翌日、遠方に出掛けていて参列できなかったからと先生と看護士さんがお参りに来てくれた。


そのとき、私はずっと気になっていた事を先生に訪ねた。

亡くなるときに呼吸数が減りながら死んでいった父は、苦しみながら亡くなったのではないのか…

すると、先生は
「うーん…脳の腫瘍によってそうなったと思われるので、苦しいということはなかったのではと思いますよ。」

そう言って微笑んでくれた。

少し気持ちが楽になった。