コクリコ坂から~ストーリー | わくわくライフスタイル☆みきてぃ

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『ゲド戦記』から5年、宮崎駿が脚本を手がけ、宮崎吾朗が演出をした最新作が今週末公開される。本作のヒロインは、小人でも魚の子でもなく、空も飛んだりしない普通の女の子だ。

■ストーリー

1960年代、東京オリンピックの開催を目前の迎える日本、横浜のとある高校に通う海(うみ)は、毎朝丘の上に建つ家から旗を揚げていた。船乗りだった今は亡き父の為に。一方、同じ高校に通う俊は、明治時代に建てられた由緒ある建物を取り壊されるのに反対し、抗議の声を上げていた。そんな2人が出会い、お互いの出生の秘密を知ることになって……。

■長澤まさみ、岡田准一らが声優に

本作では、海役を長澤まさみが、俊役を岡田准一が演じた。長澤まさみには「ふだん話してるみたいな感じでやって。」と宮崎吾朗監督から言われ、ぶっきらぼうにも聞こえるそのトーンが、まさに“海にぴったり”と太鼓判を押されたという。一方、岡田准一は『ゲド戦記』から2度目の出演。並々ならぬ監督の情熱に自身も決意を決めたという。

他にも、竹下景子、石田ゆり子、柊瑠美、風吹ジュン、内藤剛志、風間俊介(ジャニーズJr)、大森南朋、香川照之らが脇を固めている。

■主題歌は手嶌葵 挿入歌に「上を向いて歩こう」も

山良子が歌い、テレビドラマの主題歌にもなった楽曲を、『ゲド戦記』に引き続き手嶌葵が優しく歌い上げている。挿入歌には60年代という時代背景も手伝って、311以降改めてよく聞かれるようになった『上を向いて歩こう』が選ばれた。
坂本九の切ない歌声がスクリーンで幾度と流れ、リアルタイムで聞いていた人々にとっては様々な想いが去来することだろう。

■宮崎吾朗監督の想い

本作は、宮崎駿が脚本を手がけ、舞台を1963年、戦後の高度経済成長期へと向かう時代とした。まだ生まれていない時代を描くことは、監督にとって至難の業だったが、ヒロイン海が戦後の混乱期に翻弄されながらも、俊やお父さんやお母さんに想いを寄せる強い気持ちに惹かれたという。

また、この作品を通して、日本人のルーツを知ること。過去を振り返ることで、今の自分達の在り方が見えてくるのではないか、とも語っている。

■最後に
本作はいわゆる、ジブリ流ファンタジー作品とは違う。しかも、戦後の時代背景が色濃く映し出されているので、かなり大人向けの作品と言えるだろう。
岡田准一さんが本作について「清々しい、爽やかな風が流れるような、一本筋が通ったような作品」とコメントしていたが、海と俊の、お互い惹かれているのに、なかなか近づけない恋模様や、貧しくとも夢だけを追い求める高校生達の煌めきが眩しく、まさに清々しい気分にさせられた。手書きのような優しい背景や横浜の風景も心が和む。

本作の公開に向けて、311があったからといって何も修正や変更はなかったという。常に現代に生きる人々へ大切なメッセージを送り続けてきたスタジオジブリ。この作品を観客はどのように受け止めるのか、楽しみである。