スギナミさんが掃除した歩道ははいつも綺麗でした。
桜がふぶいても、木の葉が舞っても、歩道はいつもぴかぴかでした。
「昔、印刷屋だったからね」と言って、息子のお絵かき用にと、
たくさんの紙をもってきてくれたよね。
バラバラにならないように、めくって使えるように、端に糊をつけてくれてたね。
孫の自慢話も楽しかったよ。写メをみせてくれて、ほらほらこれはね・・・
と、嬉しそうに話してくれたよね。
会わない日がつづいても、いつか合う日のために、
たくさんのお菓子を掃除道具のカートにくくりつけて、
私と息子が通るのを待っていてくれたね。
ほんとうは、まだまだ続けられたのに、
ほんとうは、まだ続けたかったたんだよね、なのに・・・。
無念だよね。辛いよね。悲しいよね。苦しいよね。
疲れたら、戻ってきて。
そして、私たちのとおる歩道を掃除してください。
お疲れ様でした。
本当にありがとうございました。
忘れないよ、スギナミさん。
私と私の息子の大事な3人目のじいじへ。
