「どのようにしてコンクールに臨んだか」前書き
エレーヌ・ブルゲ
皆さん
この2、3週間、私は「どのように神戸国際フルートコンクールへの準備をしたのですか」ということを尋ねるメッセージをたくさんいただきました。それらのメッセージを読んで共感できるものがありましたし、できるだけ誠実にお答えするようにしました。
しかしあまりにも同じ問い合わせが続き、繰り返し答えるうちに、考えました。
「少し疲れたわ、でも多くの人にとってとても関心のある問題だし、記事にまとめて書いてみよう。」
私は皆さんがどうしてそんなに興味があるのかもよく理解できます。
素晴らしい業績を残したり、困難を乗り越えたきた演奏家や音楽家たちに出会うと、私も同じ様に尋ねずにはいられません。
「スランプの時にもくじけず演奏を続けられるためにどのようなことをしていますか?」
「オーディションに臨む時にルーティーンにしている準備方法はありますか?」
「いまでも良いメンターがいますか?」
あれこれあれこれ。
私も今まで成功するための道を切り開く方法をずっと探してきましたから。
今の私は自分が素晴らしい業績を残した人間だとは思っていないのですが、自分自身あえて夢見ることさえなかったコンクールの優勝者になりました。
私は1回目の挑戦で一位になれるような神童タイプではありません。ですから私の成功への旅路は、同じようにがんばって夢を叶えようとする方に興味を持ってもらえるかと思います。
「その日」までの長い準備段階に何をしたら良いかお薦めしたいことを纏めて書いてみたいと思います。
・練習を生活習慣に
・たくさん練習する、でもやり過ぎない
・スポーツと友達になる(自分に合うスポーツを見つける)
・なるべく健康的な食事をする、でもどう しても食べたいものは我慢しない
・水分をたくさん摂る
・ビタミンとマグネシウムを摂る
・睡眠をとる
・大切な人と過ごす時間を持つ
・準備万端整ったら映画に行こう
・自分を信じる。信念を持つ
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今日は前書き部分を訳してみました。
箇条書きの項目は、それぞれ詳しく説明があるので一つ一つ訳して上げていきますね。
学びながらキャリアを築き上げていく若い人の
リアルな日常や心理が伺えます。
フランス語→英語を訳しているので、少し言葉を足したり引いたりしてなるべく読みやすくしたつもりですが、何か?と思われたら教えてくださいね。
特に音楽的なことについては素人なので😺
なんども質問されて大変だと思いますが、
本当に誠実に答えています。人に語れるだけのことを日々積み重ね結果を出しているのでしょう。
エレーヌ自身も先輩にはいろいろ質問してしまうそうです。学び、ですね。