あれからもう7年目ですね。

梅雨の晴れ間はキラキラと日差しが眩しく、1年で太陽が1番元気な夏至の頃にマイケルは旅立ったんだな、、などと思いにふけります。

日本では茅の輪くぐりなどをして夏に備えるお祭りがありますが、西洋では夏至を祝う夏至祭の頃。古代は夏至を1年の始まりとする民族もあったとか。

シェークスピアの「夏の夜の夢」のように妖精が踊るような美しい季節ですね。

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フィンランドでは昨日夏至祭が行われました。
マイケルが旅だった朝もきれいに晴れていましたね。

特別な人が特別な季節に旅立つのかな。去年ボランティアのことで少し宮城道雄のことを調べたのです。生まれつき目が悪く7歳で失明した道雄は、神戸の生まれ。
外国人居留地で生まれそだってそこに流れる西洋音楽を聞いて、失明してからは一家を支えるために箏曲を習得し、14歳で初の作曲をします。

西洋音楽に押され、廃れつつあった邦楽に西洋音楽の要素を取り入れ復興した天才、偉人です。

有名な「春の海」は神戸の港の情景や、両親の出身地鞆の浦の雰囲気をイメージして作曲したのではないかと言われています。

中途失明の悲劇にもめげず、自分の道を切り開き音楽の道に邁進した人ですが、
もう小学校に上がる頃には視力が落ちて通学が叶いませんでした。

おばあさんに手を引かれ毎日校庭で遊んだそうです。それでもくじけない強い少年も、遠足で子供達が出て行ってしまう日には校門にすがって泣いたとか。

なんだかマイケルみたいで、涙が出ます。

自伝を読んで気づいたのですが、宮城道雄も6月の25日が命日のようです。

もう1人神戸の方の話ですが、沖縄で太平洋戦争終結の数ヶ月前に沖縄知事が逃亡し、その後死を覚悟して新知事に赴任した島田叡という人がいます。

神戸の須磨区の出身です。沖縄に行ってからはなるべく多くの島民を疎開させ、
最後にアメリカ軍が上陸して地上戦になった時は自ら住民とともに洞窟に篭り、交戦しました。いまだに遺体はあがっていません。

島田知事の命日は凄惨な沖縄戦のおそらく6月24、25日あたりだろうと言われています。

6月25日、
天国に一番近い日であればと願います。

もうずいぶん放置したブログなのに、
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いつも世界中の子供達の幸せを願っていたマイケルの心を皆さんが届けてくださいました。


私は自己免疫疾患で闘病中ですが、相変わらず音楽を楽しんでいます。最近は邦楽に心惹かれますねー。

この映画を見たときも音楽の素晴らしさとマイケルのことを思いました。

美しいドキドキドキドキドキドキ小百合さまの映画の中でも一番好きです。
楽譜に残されていない歌は歌い手が消えたら永遠に消える。込められた人々の思いも一緒に。

でもその大事な歌たちを救い出し永遠に残した、
愛情深い1人の日本女性の物語です。

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https://m.youtube.com/watch?v=gv8r3UmhCH0「長崎ぶらぶら節」

小百合さんの演ずる愛はちは、稼いだお金はみんな身寄りのない子供や若い力士達にあげてしまうんです。


ホタルが出てくるので、愛はちさんもこの季節の精霊なのかも。