Glass Ceiling(ガラスの天井)
は女性やマイノリティーの男性が、社会で成功するのを阻む見えないバリアです。
この言葉は1990年代にアメリカで盛んに使われるようになりました。
女性http://ameblo.jp/cm23671881/entry-10122566780.html差別は制度として解消されても
目に見えない差別が社会に残っていたのを統計的にアメリカ政府が発表し、
この言葉が使われました。♡ 後にマイノリティー男性への差別にも
使われるようになったようです。
公民権運動後からオバマ大統領誕生までの道のりを、このブログ様で読むことができます。
ガラスの天井の上でゼイドンステップを踏むマイケルは、すでにこの天井を抜けているようです。そのために全身血を浴びて真っ赤なのでしょう。それなのにまだ天井は残っています。またこのステップで天井を破ってやる!という情熱の赤とも言えます。
興味深いのはそのガラスが白黒の市松模様になっていること。
これは象徴的に、人種がまだ融和せず対立していることを伝えます。
人種だけではなく、男女、大人と子供、宗教同志など偏見・対立があることも意味するでしょう。
マイケルは彼の後に続く人たちのために闘い続ける。
そういうメッセージです。
このブラダンアルバムに関しても、マイケルは「自伝的」と言っていますので、
彼個人の痛みを伝えるという面ばかり強調されがちですが、
やはりマイケルはここでも不屈の戦いを続けているのですね。
後ろの雲が怪しげですが、雲はキリスト教世界では神やキリストと結び付けられるようです。そのあたりは宗教的なので解釈は避けます。
さてー。
「ブラッドオンザダンスフロア」の曲のほうの訳と解釈を次にあげたいと思っています。
素晴らしくホットでセクシーな曲だし、SFもゴージャスですね。
サルサがあの頃はやってました。
サルサとマイケルは意外なところでつながっています。
http://www.youtube.com/watch?v=BD5l8deAm4Y
ライブのブラダンいいですよ~~~。マさんがはねるはねる。デンジャ期の雰囲気が残ってますが、ラテンってマイケルに合ってる気がしますう。SFとはがらりと変わって笑顔炸裂。かなりこの曲はおきにとミタ。^^動画が見られなかったら、上のURLでよろしくです。
そしてブラダンのスージーは気になりますよね。
歌詞が過激だという話があるのですが、映画やオペラなら普通にある
大人の恋愛の話です。どうもお話の設定も、人物設定もそのまま
「ビリージーン」のようです。
そして、スージーとリトルスージーの話はつながっていますね。
大人の危険な恋は魅力的なお話ですが、家庭が崩壊して残される
子供の危機をマイケルは放置していないです。
スージーとリトルスージーが親子としてつながるのです。
むしろ「リトルスージー」の物語のためにあるのではないかと思われる
「ブラダン」。SFの制作時に会社側とトラブルがあったようで、
そのメッセージがあいまいになっています。
そのあたりを検証していきます。