今回の大地震で犠牲になられた方々に心からお悔やみを申しあげます。
そして被災地で避難されている方々、まだ救助を待ち続けていらっしゃる方々に
一秒でも早く救援が到達することを心からお祈り申し上げます。
 
☆2011年3月11日に発生した地震。1時間後くらいにテレビを見てその状況から
阪神大震災よりはるかに深刻だということが頭よぎりました。私は阪神大震災当時明石市に住んでいて震度5強のゆれを経験しています。被災者・避難者ではありませんがその時経験したことで、今役に立つことがあるかもしれないので思い出せる限り
書いておきたいと思います。
今東北地方で避難生活を送っていらっしゃる方々は、PCを見るなんて
とてつもなく不可能なことです。周辺地域で建物への被害や怪我等なくて避難所に行くほどではないけど、不自由な生活を強いられていらっしゃる方々は数多くいらっしゃるはずなのでその方達に少しでも役に立てればということで書きたいと思います。
 
☆水の確保
・バスタブに水を張る。
停電が起こるとマンションではポンプが動かず水が出なくなります。新しい水を
バスタブに張ります。お風呂の残り湯は翌朝まで置いておきます。
断水するとトイレの水が出なくなって困りますが、バケツでタンクを満たせば使うことが出来ます。(小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は気をつけてください。無理にはお奨めしません。)
 
・ペットボトルに水を入れて保存
水道水をペットボトルに入れ、しっかり蓋をして冷蔵庫に入れておけばかなり長期間
保存できます。
 
水を持ち運べるポリタンクの確保
本格的な断水になった場合給水車は来ますが、水を運ぶ容器が必要です。
2L程度のポリタンクが必要になりますが、いざとなると品薄になるので早めに
用意されたほうがいいと思います。
 
雨水をためる
本当に断水になったら、飲料水がまず優先ですが、意外といろいろなところで
水は必要です。雨が降ったら雨水をためるということもしていたように記憶しています。(記憶違いだったらすみません)
 
カセットコンロの準備
ガスが止まった場合に役立ちます。ガスボンベも余分に置いていたほうがよいです。
時々点検して、着火できるか確認します。
 
使い捨ての紙皿、コップ、サランラップ
水が止まったら、食器を洗うことが出来ません。紙の食器はある程度持っていると役に立ちます。普通のお皿にサランラップを置いてから食べ物を置くと容器が汚れず
サランラップを捨てるだけでOK。
 
持ち出し用リュックと履物を枕元に
またもう一度避難しないといけないような事態になることだけはあってほしくはありませんが、いざというときのために持ち出しに必要なものをリュック(両手が開くように)につめ必ず枕元に置きます。地震がひどくて逃げるような状況だと、部屋にはモノが散乱します。枕元がベスト。
壊れたものを踏むと足を怪我しますので、これも寝ているところのすぐそばに
せめてスリッパを置いておく。
 
食料の確保
災害用のものでなくても、レトルトでお湯で温められるおかゆ、スパゲティーなどの
主食類は家族分×一週間程度確保。カセットコンロとお水があればすぐ食べられるものです。おコメを鍋で炊くのは難しいです。肉類は缶詰(スパム・ツナ缶・コンビー)
野菜はトマト缶やコーン缶が安くて便利。
うちのキッチンはこんなこともしてます。
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上は使い切ったねぎの根っことにんじんのはしを水栽培しています。
下はオレガノとイタリアンパセリの苗。水だけでずっと育ち続けます。
節約主婦の鑑。。。。か?
 
車で15分ほど離れた神戸市内にいる義姉一家の状況はうちよりもっと厳しかったので、何度かお風呂に入りに来てもらったり、食事を作って招いたりしました。ほとんど自分達で食事は確保していたようだけど、「何が食べたい?」と聞くと「野菜」でした。
実際保存食は食べ続けると結構辛いのですよね。根菜類をピクルスにして
届けました。
 
震災から15年経って、怖がりだなあと思われるかなあと思いつつも
水を保存しておくとか、最低1週間ぐらいの食料を置いておく、カセットコンロの準備等は常に心がけています。
去年の新型インフルエンザのときも外出しづらい状況で、買い物が不自由だったので、余計にいろいろ考えるようになりました。
 
日本はインフラが高度に発達し、普段水、エネルギーの供給に不安を感じることは
まずありませんが、自然災害にはかないません。一旦災害が起きれば誰に文句を言おうと、責任をなすりつけようと、水もガスも電気も「来ないものは来ない」のです。
 
「自分で防衛する」
 
これは本当に重要だと思いました。
そして
「助け合う」
 
一番困難なときにこの精神があれば、いずれ必ず公的な援助は来ます。
そして怪我が無く、住居も無事であった人たちが自立できれば、一番助けを必要な人のところに助けが回ります。
 
今回地震の被害を直接受けなかった地域でも、節電、募金等なんでも出来ることは
していけると思います。私もこの土日仕事以外ではPCの電源を落とし、暖房もなるべく切って過ごしました。
 
フェイスブックでも「日本のために祈ろう」というサイトが出来て、本当に世界中の人たちが温かい心を送ってくれっています。
皆で心を一つにして乗り越えていきましょう。