こんにちは。
昨日は珍しくガッツリ残業。
でもやること終わらせてスッキリとした気分で帰れました。

いつもは、保育園のお迎えの時間があるのであんまり残れない…
ほぼ定時であがっても、うちの子、一番最後になっちゃうのよね。
もうすっかり慣れて、先生を独占できて楽しいみたいだけど(笑)

さてさて…
前回のブログにも、テスト作り大変~えーんと書きましたが、先週~今週にかけて、実に4つもテストを作らなければならず…
さすがに、もう頭が死んでます笑い泣き

各課の確認テストレベルのもの2つ。
複数の課にまたがる「まとめテスト」1つ。
さらに、「漢字のまとめテスト」1つ。

昨晩、漢字のまとめテストを作り終わり、答えがダブったりしてないかチェックし、学生の人数分コピーして、置いてきました。

「確認テスト」くらい、まだ学生がコロナで来てなかった時期に作ってしまえばよかったんだけど(少しは着手してたけど)、やっぱり学生たちのレベルをみないと作れなかったなぁ、と今更ながらに思う、自分に甘いワタシ。口笛

みんなが入国できた時期も遅いし、それでも学生たちは来年の3月には日本語学校を卒業したいと言うし…
今年は、そんな事情を頭に入れつつ教科書の使い方を考えなきゃならないので、まあ、結果的には、事前に作っておいても使えなかったかも、と思う。

教師は、どうしても教科書を網羅したがる傾向にあるから、「みんなの×××」を使っている場合、「会話」や「練習C」などの小さい部分も取り上げ、テストに入れてしまいがち。

最初は、私もそうやって作ってたけど、何だかいつからか、バカバカしくなっちゃって。

だって、その教科書を「すみからすみまで」やらないといけないってことだし、そのうち「テストに出るから、この項目を教えておかなくちゃ」という、一番やっちゃいけない本末転倒なことが起こること間違いなし!

そんな授業、そんな教え方、無意味!

なので、もう少し、汎用性のあるテストにした方がいい&ちゃんと文法の理解を問えるテストじゃないと意味ないなって。

今は、そういう方向で作ってます。

まあ、やや易しめ。

本当に、最低限覚えて欲しい基礎的なことしか入れてないから。

というのも、脱・「みんなの×××」を狙っているので、もし他の教科書を使うようになったとしても「文型」単位で問題を作っておけば、何かの時に使えるかなーと。

ま、教科書によって出てくる順番がかなり違うから全く使えないかも、だけどね。

そんなわけでテスト作りに追われてますが、大変さだけではありません。

作っては実施、作っては実施、しているわけですが、学生たちが、けっこう素直な反応を見せてくれるのでおもしろいんですニコニコ

作りながら、

ここは間違えるだろうなぁ、とか、

ちょっと引っかけ問題にしすぎたかな?  とか、

簡単すぎ?  とか

色々と考えていますが、試験結果を見ると、ほぼ私の予想通りに書いてくるんです爆笑

私の引っかけ問題にも、動じないだろうな、っていう普段から着実な子はひっかからないし、反対に、この子は絶対こんな細かいとこ見てないよね、っていう子は案の定ひっかかる。

そんな意地悪な問題じゃなくても、普段からきちんと積み上げてる子は、やっぱりしっかりミスなく書いてくるし、おっちょこちょいの子は、小さなミスが多い。

さらに、クラスの中でもやや理解が進んでないなーっていう子は、ここは落としちゃダメだよねっていうところを、しっかり間違って書いてくる。

ということは、私が盛り込んだ問題は、学生たちのレベルを測るのに、けっこういいセン行ってるってことだよね(←自画自賛・笑)爆笑

でも、今のところ、そのクラスの子たちは、確認テストもまとめテストも、8割くらい取ってくるので、いい感じかなと思ってます。
(あ、一人は、もう既に脱落ぎみだけど、それは仕方ないとして。)

でも、ほとんどの子が8割とってくれるので、作っている方としては、気持ちいい!!照れ

「テスト作成」の考え方としては、平均が80点というのは、ちょっと易しすぎるテスト、ということになってしまいますが、私たちのような学校の場合には、基本的には「落とす(進級させない)ためのテスト」ではなく、完全に「到達度テスト」なので、自分が今まで勉強してきたことをどのくらい理解しているか、を確認するためのもの。
なので、8割もできていてくれれば、安心して次に進める、という感じですね。

教師としては、それがわかったので一安心。

これから初級後半に入るので、これまでの基本的なところが抜けちゃってると、かなり厳しいからね。

あとは、完全「受け身」な勉強をしている子をいかにして「自律した学習者」に変えていけるか。
専門学校や大学に送り出す前に、そういう勉強の姿勢も身に付けさせないと、彼らが困るからね。

日本語学校は、どうしても最初は「過保護」になりがちだから、学生たちも先生は何でもしてくれると思ってる。

生活面では多少仕方ないとしても、勉強はそれでは困る。

教師の仕事で大切なのは、勉強内容を教えること以上に「勉強の仕方」を教えることだと思う。

結局のところ、「学ぶ」のは学習者たちだから。
ある大学の先生が言っていたけど、

彼らに「水を向ける」ことはできるが「水を飲ませる」ことはできない、と。

本当にその通り。

いかにして、「水を飲んで」くれるように仕向けるか。

これ、本当に重要なことだと思う。

私が作ってるような確認テストも、その流れの中の一つ。
テストがあるから勉強しなきゃいけないんだよね。という外発的な理由だけでは、なかなか勉強は身に付かない。

本来テストは、もっと先にあるゴールに向かって進んでいく、その過程にある関門の一つであり、それこそ自分の到達度を試すチャンスなわけだから、「テスト?先生がうるさいから勉強しないといけないよね」では、やっぱりダメってことだよね。


何だか話が逸れましたが、とにかく、そういえるようなテストを目指してます。

それに学生たちが応えてくれたらもっとうれしいニヤリ

テスト作り、まだまだ続きますが、↑↑の考えがブレないように頑張ろうと思います。

ちなみに、ある課のテストを大ざっぱ先生にもチェックしてもらったところ、日本人なのに、私の引っかけ問題にひっかかってた…びっくり笑い泣き

 えーーー
勘弁してくださいよー
あなたは、日本語の先生ですよ!

ていうか、おっちょこちょいの人は、そもそもあんまりよく読んでなかったりするからね…。
間違いも、理解力不足じゃなくて、それが原因かも?

そういうこと研究するのもおもしろいかもねーおねがい

あ、もうキリがないからやめとこ!