元カレはサイコパス -33ページ目

元カレはサイコパス

幸せを掴むためにも ~日々の行いは慎重に~

そしてその日がやってきました


私は練習会場に行く前に、翔に渡すチョコを買い、緊張しながら練習会場を訪れました



翔以外は初めて会うメンバーばかりなので、簡単に自己紹介をした後に練習が始まりました





練習が終わって私は翔に送ってもらう事になっていました



皆と別れ、私は翔の車に乗り込みました


忘れないうちにと、今日買ったばかりのチョコを渡すと


「お~  サンキュ!」


そう言って翔は後部座席にチョコを大切そうに置きました


「あ~めっちゃ嬉しい」


喜んでくれてる翔の姿に私も嬉しくなりました


やがて翔は私の頬に手を当て、顔を近づけてきました


もう片方の手で私の顎をクイッとあげてキスをしてきました



ちょっと乱暴な、何だか強引で優しくないキス



何となく、思っていたのと(期待していたのと)違うキスだったので、正直あまり気持ちのいいものではありませんでした





それよりもこれからの2人の行方についてキチンと話をしたいと思っていた私は



「翔さん、付き合うって話はどうなったの?


もう1度きちんと言ってほしいな」



と、思い切って言ってみました



すると翔は


「何でだよ  オレLINEで隣にいて欲しいのはルリカだけだ、とか、ちゃんとオレだけ見てろよ、って言ってたよな

それがイコール付き合ってくれって意味なのに付き合ってくれって改めて言う必要あんの?」


と、想定外の事を言ってきました


確かにここ数日のLINEで上記の事を言ってくれましたが、それと付き合うという事は別のような気がしたのです


何よりもきちんと「付き合おう」という言葉がないと、後々拗れる事になると思ったのです


その事を翔に告げると、翔は再びキスをしながら


「何だよめんどくせぇなぁ、、」


と、ブツブツ言いながらも


「…オレと付き合ってください」


と、半ば投げやりな感じで言ってきました


本当なら私はここで断れば良かったのかもしれません


さっきからこんなにおかしな態度ばかりとられてるんですから



でも、この時は好きな気持ちはまだあったので、というより好きになり始めていたからこそ、その位のことには目を瞑れると思った私は「はい」と返事をしてしまっていました



とにもかくにも、こうして翔と私は正式に付き合う事になったのです



ただし、今彼にはまだこの事は当分言えずにいました