みなさん、こんにちは!

本日の「きっかわみきの物語」部分公開は、

「鹿の祈り」からです。

と言っても、今日はこの物語の後ろについている、

「祈り」についての解説の一部を

公開いたしますね。

みなさんは、祈りと言うと、

どんなものをイメージされますか?

ここでは、手を合わせて祈ることだけが

「祈り」ではないということを、書いています。

それでは、解説のところを・・・・☆



さて、このリンバのお話は、いかがだったでしょうか。

リンバは祈りの大切さを伝えていってくれましたが、

しかしよくよくリンバの真意を汲み取るならば、言葉にして祈るだけが、祈りではないのかも知れません。


もしあなたが学生であれば、友人がニコニコしているのを想像してみてはどうでしょう。


学校が、そして先生方がキラキラ輝いているのを想像してみてはどうでしょう。


もしあなたが母親であれば、子どもが健やかでその内側から様々な能力の芽を出すのを、心に描いてみてはどうでしょう。


もしあなたが経営者であれば、社員・商品・会社・取引先が光に満ちて、潜在的にもっている可能性が奥深くから引き出されてくるのを感じてみるのはどうでしょう。


なぜなら、心の中にこのような美しい映像を呼び起こすことは、祈りと同じことだからです。

あなたの内から湧き上がってくる素直で純粋なものであれば、形式や表現にとらわれる必要はないのではないでしょうか。


リンバのお話を振り返ってみますと、リンバは最初、自分のため、自分のことだけを祈っていましたが、やがて他のもののことを祈り出します。

魂の成長と共に、利己愛が利他愛へと広がっていったのです。


そして何回もの生まれ変わりを経て、リンバは個々の真のしあわせとは、それぞれの中にある神なる貴いちからを最大限発揮して輝くことだと思い至ります。

そしてそれが同時に、この地上全体のしあわせでもある、と。


そうして万物のますますの輝きを祈るようになり、至福に満ちるようになっていったのでした。


ということで、「それぞれのものの中に輝きを見る」ということも

祈りの一つなのですね。

私たちが、心に思い浮かべたものはやがてこの世に形となって、

現れる。私たちはそのような創造力をもっているのです。

ですから、子供が、会社が、世の中が、この地球が、自然が、そして何より自分自身が、ますます輝いていくことを想像しましょう。そして「想像」することで、そのようなすばらしい現実を「創造」しましょう。

ちなみに、他の人のことであっても、想像したものは、いずれ、自分に返ってきます。


ところで・・・・、

この「鹿の祈り」の物語では、「私への祈り」、「あなたへの祈り」、「万物への祈り」の3つが物語中にはさまっています。

さて、あなたであれば、ご自身にどんな祈りを捧げますか?

他の人に対しては、どんな祈りを捧げますか?

そしてこの宇宙の万物に対しては、どんな祈りを捧げてみたいでしょうか?

あなたご自身が捧げてみたい祈りについて、

今日は思いめぐらせてみて下さいね。


それでは、今日もあなたがますます光輝いて

お過ごしになられますように・・・・・☆







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