みなさん、こんにちは!

今日の「きっかわみきの物語」の部分公開は、

「青い眼をもった木」からです。

お話の前半で、

世にも稀な白銀の象が登場して

青い眼をもった木を一目見るなり、

これはただならぬ木だと

驚く場面です。

それでは、はじまり、はじまり☆


それはある日のこと、

青いの木の傍を

一匹の象が

通りかかったのです。

しかもそれはこともあろうに、

世にも稀な

白銀の象でした。

そう、何世紀かに一度出現する

という象だったのです。

そして滅多に生まれないが

一度生まれると

考えられないほど

途方もなく長く生きて、

真実を見極め、

それをはるかかなた遠くまで

広めていくと言われている象でした。

白銀の象は、

青白くまばゆい光を放って

周囲を明るく照らし出している木の姿を見ると、

一目でこの木は特別な木だと

気付きます。

「見た目はわしよりも若い木じゃが、

一見して、これはただならぬ木と

お見受けした。

ただ長くいたずらに

年月を経てきたわしと違って、

この木はわしよりはるかに

古くて深い魂をお持ちの方じゃ」と。

 私は子どもの頃、

この部分で、

世にも稀な象が

「ただならぬ」と讃えるのだから、

よほどこの青いの木は立派なのだ、

と感じたものです。

 そして青いの木はと言うと、

通りかかった白銀の象の姿を見て、

その一つ

敬いの差しとなって、

何と頭を下げたのでした。

木は滅多なことでは動きませんでしたが、

自由に身体を動かすことのできる

木だったのです。

 これに対し

白銀の象は木に返礼しましたが、

この時、象は

何やら言うに言えない

畏怖と歓喜に包まれたのでした。

そしてこれこそいま、

生き物たちに伝えるべきことだと

瞬時に見極めたのでしょう。

象は長い鼻を高く持ち上げると、

満天の星々が見守る宙に向かって、

何と高らかに宣言したのでした。

「我ら生き物、仲間たちよ。

青いをもたれた、

待ちに待った御方が現れた」と。

 この宣言によって、

この青いの木は

多くの生き物たちの知るところとなり、

木と生き物たちが語る

というお話が始まるのでした。

 ところでこの宣言が

宇宙の隅々にまで響き渡っていくにつれて、

何と言うことでしょう。

その言の葉の喜びの波動によって、

見渡す限り辺り一面に、

細かい金の粉が

音も無く降り注いだのです。


さて、みなさん、

いかがだったでしょうか?

偉大な木が出現したことを

見極めた白銀の象のお蔭で、

多くの生き物たちが、

この後、木の元を訪れるようになるのです。

「青い眼をもった木」でも、

その続編の「青い眼をもった木が見た夢」の中でも、

白銀の象は、話の展開上、

とても大切な役割を担って

登場しています。

ほんものを、ほんものだと見極めることができる

というのは、一つの大きな能力であり、

霊格の高さを示すものでもあるのですね。

この後、木の元を訪れる生き物たちに、

青い眼をもった木は

「この世で一番の奇跡とは何か」や、

「時間と空間とはどのようなものなのか」や、

「仏とは何なのか」や、

「人間にとって大切な3つのこと」など

様々なことを、

お話していくのですよ。

さてはて、その内容はどのようなものだと

みなさんは想像されるでしょうか?

ところで「眼」が「 」のように青くなっているのには

気付かれましたか?

これにも理由があるのですよ。

この物語は

いろいろな謎と意味合いが含まれて

構成されています。

それでは、また!




書籍「青い眼をもった木」(kindleも単行本もあり)

http://miki-kikkawa.com/books/book2.html