みなさん、こんにちは!

本日の「きっかわみきの物語」部分公開は

「鹿の祈り」からです。

今日は、この物語の中の

8章からお届けしますね。


 リンバは大きくなってからも、

それまでと変わらず

静けさを好み、

日々祈りを捧げていました。

 リンバはこの頃、

それまでの生まれ変わりにはない

祈り方をするようになっていました。

「祈る時には、

われわれ鹿はじめ、

この地上の

ありとあらゆるものを生かしてくださっている

神さまのことこそを、

まず最初に祈らねば……」

 

そこでリンバの祈りは、

何を祈るにもまず、

次のような言葉から

始まるようになりました。


「どうかわれわれを守り、

そして生かしてくださっている神さまが、

ますます光り輝いて

大きく、強く、

おちからを

発揮されますように」



さて、みなさん、

この物語は、

以前にもお話しましたように、

鹿のリンバが

10回生まれ変わるお話で、

生まれ変わる度に

リンバの環境は変わり、

そしてその度に、

リンバが祈ることは

変わっていくというお話です。


今回の8回目の生まれ変わりを

迎えたリンバは、

上記のような祈りを捧げるように
なったわけですが、


「神さまが、ますます光輝いて、

大きく、強く、

おちからを発揮されますように」

という祈りの言葉には、

「???・・・」と

思われた読者の方も

多いのではないでしょうか?


これは、「私たちが神仏に意識を向けると

神仏のちからがますます

はたらきやすくなる」

という考え方が

土台になっているのですね。

私たちが、意識しようがしまいが、

神仏(=何ものとしか言いようのないちから)は

とこしえに、はたらき続けているけれど、

私たちが、そのことを思い出す、

意識すると、

ますます神仏がおちからを

発揮しやすくなる、

そんな意味合いなのですね。



さてはて、物語で鹿のリンバは、

最後、どのような究極の祈りに

到達するのでしょうか?

みなさん、想像してみて下さいね☆






「鹿の祈り」 → http://miki-kikkawa.com/books.html?id=23




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