九州北部豪雨

九州北部豪雨は発生から今日12日で１週間となりました。

１週間もたってしまいました。何を書いたらいいか悩んでいるうちに。

現地で取材ができているわけではなく、情報源は皆さんと同じニュースなので、特別なことは言えないのですが、東京の人間も九州を想っていると伝えることができればと。

今回の豪雨によって27人の方が亡くなりました。中には出産間近の妊婦の方もいらっしゃいました。依然、21人の方が行方不明です。

避難している方は福岡で約1000人、大分で270人にのぼります。

＊避難依然１０００人以上＝生活再建見通し立たず－不明２１人、死者２７人・九州豪雨（時事ドットコム）

＊出産間近の母、腕に幼子…一家に悲劇、隣人ら絶句（産経WEST）

忘れてはならないのが、九州北部豪雨の前に、島根・広島でも豪雨被害があったことです。

＊島根県に一時大雨特別警報…広島では男性死亡（読売オンライン）

今回の豪雨は「線状降水帯（せんじょうこうすいたい）」と呼ばれる、同じ場所で次々に雨雲が発生する現象によるもの。2014年におきた広島の大規模な土砂災害時の豪雨や、2015年に鬼怒川が決壊した時の豪雨も、線状降水帯がかかり続けたことによります。

当時は新しい言葉という認識でしたが、ここ数年、毎年のように聞く現象になってしまいました。

線状降水帯はどこで発生してもおかしくなく、ご存知のように、台風と同じか、それ以上の被害をもたらします。特に9月頃までは発生率が高いので、こまめに天気予報・ニュースの確認が必要です。

改めて、避難場所・避難経路の確認、そしてその経路が川沿いでないか、土砂災害・河川の氾濫の危険性はないか、自宅・勤務先・学校など確認、確認でお願いします。

＊線状降水帯（日本気象協会）（記事は昨年のものです）

九州北部豪雨では、ボランティアの受付がはじまっています。

＊被害の大きかった福岡県朝倉市の「朝倉市災害ボランティアセンター」

ボランティアは絶対に必要で、でも行くことで迷惑になってはならない…（阪神大震災時には準備の整っていないボランティアが街にあふれてしまった一方で、東日本大震災ではボランティアの初動が遅れてしまいました）行かれる方は、ぜひボランティア情報のチェックを。

＊全社共・被災地支援　災害ボランティア情報

（服装や保険についても記載されています）

現地に行けなくても、できることはたくさんあり、募金の受付が各地ではじまっています。

＊ニッポン放送「九州北部豪雨災害義援金」ご協力のお願い

（現金書留、振込、募金箱）

＊Yahoo!ネット募金「2017九州北部豪雨災害緊急支援募金」

（Yahoo!基金をはじめ、複数のNPO団体の募金受付先を掲載）

＊日本赤十字社「平成29年7月5日からの大雨災害義援金」

（郵便振替、銀行振込）

その他、自治体やプロ野球のスタジアムなど、たくさんの場所で募金活動が行われています。（しかし、振り込め詐欺には絶対にひっかからないでください）

最近も鹿児島や北海道で震度５強を観測。熊本も復興の半ば。

豪雨被害だけでもここ数年で、広島の土砂災害、鬼怒川の決壊、岩手の震災被災地で起きてしまった台風被害や、昨年は北海道に３つの台風が直撃し豪雨災害が発生。

その後どうなったのか、報道仕切れていない部分も多くありますが、

昨日、「福島県立ふたば未来学園」が全国高校野球・福島大会で初勝利をノーヒットノーランで成し遂げたというニュースがありました。2015年に福島県双葉郡の県立高５校を統合する形で開校した学校です。

＊ふたば未来が夏１勝（日刊スポーツ）

福島の復興はまだ道半ばですが、明るい話題を高校生が届けてくれました。

キレイ事かもしれないですが、仕事をしている時も、そうでない時も、心はいつも被災地に寄り添っていたいと、思うのです。