「もう結婚はこりごり」
真剣にそう思いました。
男性を見る目がないという気持ちではなく、明らかに自分に責任があると。
「結婚したい」と言われたら、求められたらする、という私の考え方や態度に嫌気がさしていたんです。
「バツ2」なんて人間失格だし、恥ずかしいとも感じていましたね。
今は開き直ってネタにできちゃうほど強くなりましたけど、人に言えるようになったのはここ2、3年かも。
誰からも愛されない、生まれてきたことを後悔されるような人間のことを、「好き」と言ってくれる人にこたえなければ罰が当たる。
そんな考え方からも卒業しようと思いました。
☆
会社での仕事も楽しく、友人や仲間にも恵まれ、自分自身の人生を歩き始めました。
会社からはのれん分けの形で独立し、社員兼個人事業主としてもスタートしました。
その頃、仲間内で旅行に行ったんです。
書籍の脱稿祝いの旅行で、私とるなさん、社長、著者の4人で行く予定でした。
この旅行が、また私に新しい人生を授けてくれることになります。
つづく。