小学生の時 初潮をきっかけに 赤い女の霊が見えるようになる鈴
それからは 悪い霊が続々と見え始める
祖母からの隔世遺伝だったが 見え方が酷く
怯え 大騒ぎをする鈴を信じる者はいなかった
幼馴染みの類と お祭りの日に沼に落ちて亡くなった
親友の七海 以外は・・
祖母に オイサメサンの指輪を手に入れてもらい
それを身に付けることで 見え方は減るが
完全に見えなくなるわけではなかった
そんな鈴も大学生になり ファミレスでバイトをすることに
そこに 年下ではあるけど先輩にあたる姫がいて
明るく接してくれていたが
姫は バイトの帰り道 行方不明に
何かを感じた鈴は 導かれるままに姫を探し始める
。。それとは別に
今はモデルとなった要（よう）は 幼い頃 交通事故で父親を亡くす
神も仏もないと嘆く母親は 霊媒師などの怪しい人たちに騙され
大金を奪われた挙句 行方が分からなくなっていた
手掛かりは「オイサメサン」
鈴が偶然発した「オイサメサン」という言葉を聞いた要は
鈴と接触してくる
。。祖母の法事に現れた薙は 霊の声が聞こえる人だった
オイサメサンとも繋がっており 鈴の協力者となる
。。姫は見つかるのか？
七海の死の真相は？
要の父親の事故の真相は？
要の母親は見つかるのか？
オイサメサンとは 会えるのか？
。。霊とかは置いといても
（その部分も迫力があって なかなか良かったけれど）
めちゃくちゃミステリー性が高くて 面白く
一気に読んでしまいました