閲覧注意です。
たまにはまじめな？話をしたいと思います。
まずは・・・。
よく、こういう格好(普段はロリィタファッションをしていることが多いです)をしていると、すぐに腫れもののような扱いを受けます。
そして、よく質問されるのは「女の子になりたいの？」「ＧＩＤですか？」「同性愛者ですか？」「きっかけは？」「恋愛対象は？」などなど。つまりはセクシャリティについてね。
まぁ、ミハイルみたいな人間は少ないわけだし仕方ないことかなぁと思っていますが。
でも、初対面で名前しかお互い知らないのにその話題にすぐ移すのはなんだか変な気がします。別にそういう人たちが嫌だとかではない。すぐにその話をすることがミハイルには不思議というか、違和感がするというか、naturalに受け入れられない文化?なのです。
たとえば、初対面の人と挨拶してすぐに、「あなたの両親は離婚していますか？」とか「first kissは何歳ですか？」とか「あなたは混血ですか？」や「あなたは感染症や何か見た目では分からない病気を持っていますか？」などと聞かないでしょ？
ある程度仲良くなった人とするのはnaturalかもしれないけれど。いわゆる「おりいった話」ってものだからね。
そこをずかずか聞く文化に馴染めないんだよね。
名前の後、セクシャリティより知りたい情報はないのだろうかと思ってしまう。そして、質問した側は(無意識ながら)答え次第でその人とのありかたを変えるような人間なのかなぁと思ってしまう。
そういったものは、潜在的なものでほとんどの場合悪意も悪気もない。むしろ興味や好感を持っている場合もあるから責めたりなんてしないけれどね。
もともとミハイルは重複表現や間違った敬語、イントネーションの違う言葉に敏感な性分だからかもしれないけれど。
他にも日本では新婚カップルに「子供はいつ作るの？」みたいなことを平気で・・・というか頻繁に聞くよね。
でも、それって奥さんは子供を産める体ですか？旦那さんの男性機能に問題はありませんか？避妊をしないで性交渉をしますか？頻度は？賄える経済力はありますか？
を含む内容だよね。だから、ある国では「子供はいつ？」はデリカシーがない質問だとみなされているし、仮に妊娠していても「予定日はいつ？」みたいなことは好まれないんだよね。(無事に生まれるまで、立ち入らないのがよいという考えの国だから)
また話は変わるんだけど・・・。ミハイルの周りにはいわゆるセクマイの方が結構たくさんいるんだよね。そこでさ、同性愛者の方に対する社会のあり方に非常に抵抗があるんだ。
メディアでの扱い方なんて論外だけど（この件はいつかゆっくり書きたい）、他にも悪意を含まない潜在的なものも気になる。たとえば、ゲイカップルあるいはレズビアンカップルがいるとして、周りはすぐに「どっちがタチ？」のような質問をするよね。カップルでなくても、同性愛者に対してその手の質問をする人は多い。
それも、デリカシーがないと思う。そういう、アダルトな話を交わす間柄ならまだしも、そうでもないのにすぐに夜の生活について質問するなんて下世話だと思う。たとえば、初対面の人(Ａさん：ストレートの女性)がいたとする。そしてＡさんが「私、彼氏がいるんです」と言ったとする。そこで「へぇ、じゃあさ、性交渉の時にＡさんは上に乗るの？それとも彼氏にされるがまま？」なんて聞かないよね。
さらに・・・ノーマルという言葉が苦手。異性愛者のことを指しているのだけど、ストレートと表現するべきだよね。言葉狩りは好きではないから、ノーマルと表現する人たちを悪くは思わないけれども、その瞬間に「あぁ、残念ながら意識の低い人だなぁ。」と思ってしまう。白人をノーマル、黒人をblack、我々をイエローと言っていたら変でしょ？
話を戻すと、ミハイルは今まで1000回以上はその手の質問をされてきたことがある。同じく女装をする人で免罪符のごとく「僕はノーマルだから！！中身は普通の男だから！」という人もいるけれど・・・・。
ミハイルはいつも曖昧に答えています。言いたくないから曖昧ではなく、そのデリカシーのない質問に対しての抵抗と、ミハイルはミハイルについて知っていただくときにまずはそれ以外の面をもっと知ってほしいという気持ちからです。(だからストレートだともセクマイだとも言いません)
そのせいで、今までいろんな憶測や邪推、偏見があったけれども負けません♪毅然と堂々としていたいです。そのためには態度で、行動で示す必要があるなぁと考えています。
女装が受け入れられないのは、ある程度の責任はする側にもあると思ったの。女装＝変態ではないけれど、正直フォローしきれないんだよね。また、悪目立ちという言葉もあるようにね・・・。うん・・・。
人の性癖に文句はないけれど「人に迷惑をかけない」って基本だと思うの。露出徘徊とかね。
ＴＰＯって大切だよね。でもそれって人の価値観によって全然違うから難しいのだけれど。ミハイルがこれはセーフだと思ってしていることを、非常識だと思う人もいるだろうしね。
歩み寄りって言葉があるように、「女装をなぜ受け入れてくれないのか？人に迷惑をかけなければ何をしてもいい!!」と叫んだり「常識的に考えて変だろ!!」と思考を停止させず、「権利主張の前に、やるべきことは何か？」、「納得はできないし、受け入れられないけれど否定はしない」といった風になればいいなぁと思っているけれど。難しいかしらね。
これからもミハイルはgoing my wayと歩み寄ることを大切にして凛と歩いていきたいです♪
2011.01.15
Mikhail
勢いで書いてしまい、まだまだ修正したいところも沢山ありますが、とりあえずupします。
追記
（同日23:56）
さっそくコメントをいただいたりしました。
そして、追記する必要があるのでします。
今回は、違和感について、意識の問題について話しました。
ですので、すべての女装する方などにあてはまるわけでも、そういった質問をすることがいけないことだと言っているわけでもありません。ただ、それが自然な世の中に「？」を持たずにはいられないということです。
たとえば「男のくせにだらしない」とか「女の子なんだから～」みたいな言葉って、昭和では当り前で使われていた言葉ですが、今ではそれは当然セクハラの一環ですよね（理不尽に性別による差別？ですから）
それは、今まで無意識にセクハラしていたことが意識されたということ。だからといって、昔にそういった発言していた人たちをおかしいとか言っているわけではない。昔は差別的意味を持たせず「外人」と言っていたし、「ダブル」ではなく「ハーフ」だったしね。
きっと、日本でセクシャリティについても意識が変わっていくと思う。