完璧な告白~夏~
今日は理想の告白のされかたを妄想するよ!
☆
4回目位のデートで、ちょっと遠出をするわけ。
行き先は、廃墟。
病院の廃墟は怖いから、森の中の鉱山か工場がベスト。
夏の晴れた昼で、植物が好き勝手に生い茂った廃墟を二人、進んで行くの。
薄暗い巨大な建物の、朽ちた天井から太陽の光が僅かに射して、蝉の声はどんどん遠くなる。
どれくらい歩いただろう。
足場が悪い。
汗が滴る。
いつの間にか、手を繋いでる二人。w
ふと、吹き抜けになった狭い空間に出て、白い、夏の新しい光に包まれる。
眩しくて思わず眼をつむる私。
そっと眼を開けると、真っ直ぐ私を見つめる瞳。
で、一言
「お前と、骨になりたい」
きゃーーー!!
それからちょっと強引な、でもちょっと不器用なチューで完璧。ヤバすぎ。
あーーー
妄想、楽しいな。
寝よ。(←現実w)