「寝起きの一服」

「食後の一服」

「お酒とともに一服」

「仕事終わりに一服」

何とも言い難い至福のひとときですよね。

また一服し終えると、いろいろ考えていたことや、物事がリセットされる気がします。

しかし着実に健康を害しており、チリも積もれば1314万円に膨れあがります。

1314万円あれば何がしてみたいですか?

今日はそのようなことを考えながら「禁煙外来治療費助成」について知っていきましょう。


1. 禁煙外来治療費助成とは ?

禁煙外来治療費助成は、喫煙者が医療機関で禁煙治療を受ける際の費用を、国や地方自治体が一部負担する制度です。

 

 

2.どのくらいお金を使ったのだろう?

ご自身がこれまでタバコに使ってきた合計金額をご存知でしょうか?

ブログのタイトルにもある1314万円は1箱600円×1日1箱× 20歳から80歳までの60年間〉で計算しています。

もし自分がこれまで使ってきた金額を知りたい場合は、以下のサイトにて数字を入力してみてください。

タバコとコスト

 

 

 

 

3.対象者は?

・喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方

例:)1日20本× 10年間=200

・ニコチン依存症の診断がある方

・禁煙治療を受ける意思がある方

・禁煙治療を過去1年以内に受けていない方

4.助成内容は?

各自治体によって異なりますが、一般的な内容は以下の通りです。

・初回診察料

・診察時の禁煙補助薬(ニコチンパッチ、ニコチンガムなど) 

・禁煙カウンセリング料 

 

約2万円(3割負担の場合)で治療期間は12週間となります。

 

 ※助成の割合や上限額は自治体ごとに異なるため、詳しくは各自治体のホームページや窓口で確認する必要があります。

全国自治体マップ検索

 

 

 

 

5.手続きは?

医療機関の選定

→禁煙外来を実施している医療機関を選びます。ホームページや電話で確認しましょう。

診察予約

初回診察

→医師がニコチン依存症の診断を行い、禁煙治療のプランを立てます。

助成申請

→診察後、自治体の助成制度を利用するための申請書類を提出します。

医療機関が申請手続きをサポートしてくれる場合があるので、聞いてみましょう。


6.助成される条件

・定期的な通院

→禁煙治療は一定期間(通常は12週間)続けて受ける必要があります。

・治療計画の遵守

→医師が立てた治療計画に従って治療を続けることが求められます。

失敗しても大丈夫ですので、諦めずに通院しましょう

7.そもそも禁煙成功確率は?

禁煙外来の成功確率は70%から80%とされています。

自力で禁煙に成功する確率は10%です。


8.禁煙するコツ

・自分がいつどのタイミングでタバコを吸っているのかを把握しましょう。(朝、食後など)
・吸いたくなったときの代替品を考えておきましょう。(コーヒー、ガム、お菓子など)
・誕生日などの記念日から禁煙をスタートする。
・「この1箱を吸い終わったらやめよう」ではなく、思い立った時に残っているタバコをちぎってゴミ箱に捨て、ライターや灰皿なども思い切って捨てる。
・吸いたくなる場面を避ける。
・禁煙した時は目標を紙に書き出して貼っておく。
・禁煙グッズを利用する。

9.最後に

12週間で2万円の治療費は痛手の出費と感じますが、タバコを吸っているとその倍以上お金がかかります。

健康被害も考慮した場合、禁煙をする意思があるのであれば、受診した方が禁煙できる確率は高まります。

無理なく禁煙の確率を高めましょう。

こちらのブログに掲載させていただいた、禁煙できると有名な本を読むだけで止めることができた人や、市販のニコレットを買って止めることができた人もいます。

中には根性でやめた人もいますが、辛そうでした。

禁煙をスタートした3日〜7日間が、最も苦しいとされています。

短期間で禁煙に失敗すると、心理的ダメージも大きく、落ち込んでしまいます。

しかし落ち込む必要はありません。

失敗した後は、しばらく吸っても構いません。

また挑戦すればいいだけです。

お仕事や育児が大変でストレスが溜まっている場合、タバコは精神的な助けになるのも事実ですよね。

「あれもダメ」「これもダメ」と禁止ばかりしていると、精神的にも良くありません。

ご自身が辞めたいと思ったタイミングでやめましょう。

皆様が禁煙に成功されることを、心より願っております。

今日もありがとうございました。